MSBuild 4.0 の新機能
MSBuild および .NET Framework Version 4 では、次の機能が新しくなっています。
MSBuild 4.0 のオブジェクト モデルは完全に拡張可能です。 詳細については、次の 3 つの名前空間を参照してください。
新しいプロパティ関数を使用して、システム時刻の読み取り、文字列の比較、正規表現の照合などの処理をビルド スクリプト内で実行できます。 詳細については、「プロパティ関数」を参照してください。
プロジェクト ファイルで、タスクをインラインで作成できるようになりました。 個別のアセンブリを作成してタスクをホストする必要はありません。 これにより、ソース コードの追跡やタスクの配置が簡単になります。 詳細については、「MSBuild インライン タスク」を参照してください。
新しいターゲット属性 BeforeTargets および AfterTargets を使用して、ビルド順序をさらに細かく制御できます。 詳細については、「MSBuild ターゲット」を参照してください。
いくつかのバージョンの .NET Framework のうち、任意のバージョンで動作するようにアプリケーションをコンパイルできます。 たとえば、同じアプリケーションを、.NET Framework Version 2.0 で動作するようにコンパイルしたり、.NET Framework Version 4 で動作するようにコンパイルしたりできます。 詳細については、「MSBuild のマルチ ターゲット」を参照してください。
Visual C++ プロジェクトでは、ネイティブ ビルドがサポートされ、MSBuild スクリプトを使用できるようになりました。
プラットフォームが拡張できるようになりました。 XBox などのサードパーティでは、新しいプラットフォームを Visual Studio に投入できます。
プロジェクトで項目関数を定義できます。 これらの関数により、Distinct() 項目の取得が簡素化され、項目をループ処理するよりも処理が速くなります。