PrepSQL コマンド
PrepSQL コマンドを使用して、Visual Studio Team Foundation Server が使用するデータベースをホストするように SQL Server のインスタンスを準備できます。 このコマンドは、Team Foundation Server が必要とするアクセス許可グループ (TFSExecRole and TFSAdminRole) を SQL Server に作成し、このコマンドの実行に使用されたアカウントをこれらのグループに設定します。
必要なアクセス許可
PrepSQL コマンドを使用するには、Team Foundation 管理者セキュリティ グループのメンバーであり、Team Foundation Server が使用する SQL Server データベースの sysadmin セキュリティ グループのメンバーでもある必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
注意
管理者の資格情報を使ってログオンしている場合でも、Windows Server 2008 を実行中のサーバーでこの機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開く必要があります。 昇格した特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。 詳細については、Microsoft Web サイトの「ユーザー アカウント制御」を参照してください。
TFSConfig PrepSQL /SQLInstance:ServerName[\InstanceName]
パラメーター
引数 |
説明 |
---|---|
ServerName |
Team Foundation Server のデータベースをホストするサーバーの名前を指定します。 既定インスタンス以外のインスタンスを使用する場合は、次の形式で使用するインスタンスの名前を指定する必要もあります。 ServerName\InstanceName |
オプション |
説明 |
---|---|
/SQLInstance:ServerName |
指定したサーバーで Team Foundation Server のデータベースをホストすることを指定します。 |
解説
Team Foundation Server のインストール時にこのソフトウェア用に構成されていない SQL Server のインストールを使用するには、PrepSQL コマンドを使用します。 たとえば、Team Foundation Server のデータを異なるサーバーに復元する場合に、このコマンドを使用します。 また、SQL Server を実行しているが、これまで Team Foundation Server とは使用されていなかったサーバーに、チーム プロジェクト コレクションのデータベースをホストする場合にも、このコマンドを使用します。
使用例
Team Foundation Server のデータベースをホストするように、SQL Server を実行していて、TeamDatabases という名前付きインスタンスにある ContosoMain というサーバーを準備する方法を次の例に示します。
注意
このコマンドを使用するときは、TFSExecRole グループと TFSAdminRole グループに設定するアカウントは指定できません。 これらのグループの作成およびメンバー設定には、このコマンドを実行するアカウントが使用されます。
TFSConfig PrepSQL /SQLInstance:ContosoMain\TeamDatabases