Core.Operators モジュール (F#)
基本的な F# 演算子。 このモジュールは、すべての F# コードで自動的に開かれます。
名前空間/モジュール パス: Microsoft.FSharp.Core
アセンブリ: FSharp.Core (FSharp.Core.dll 内)
[<AutoOpen>]
module Operators
解説
F# の演算子の概要については、「シンボルと演算子のリファレンス (F#)」を参照してください。
モジュール
モジュール |
説明 |
---|---|
モジュール Checked |
このモジュールには、オーバーフロー チェックのある基本的な算術演算子が含まれます。 |
モジュール OperatorIntrinsics |
F# 整数範囲の効率的な実装と他の F# 演算子の動的呼び出しのためのコンパイラ組み込み関数のモジュール。 |
モジュール Unchecked |
このモジュールには、ランタイム チェック、静的チェック、またはそのどちらも適用されない基本操作が含まれます。 |
値
値 |
説明 |
---|---|
( ! ) : 'T ref -> 'T |
変更可能な参照セルを逆参照します。 |
( % ) : ^T1 -> ^T2 -> ^T3 |
オーバーロードされた剰余演算子。 |
( &&& ) : ^T -> ^T -> ^T |
オーバーロードされた論理 AND 演算子。 |
( * ) : ^T1 -> ^T2 -> ^T3 |
オーバーロードされた乗算演算子。 |
( ** ) : ^T -> ^U -> ^T |
オーバーロードされた指数演算子。 |
( + ) : ^T1 -> ^T2 -> ^T3 |
オーバーロードされた加算演算子。 |
( - ) : ^T1 -> ^T2 -> ^T3 |
オーバーロードされた減算演算子。 |
( .. ) : ^T -> ^T -> seq<^T> |
標準のオーバーロードされた範囲演算子。たとえば、 リストの場合は [n..m]、シーケンスの場合は seq {n..m} になります。 |
( .. .. ) : ^T -> ^Step -> ^T -> seq<^T> |
標準のオーバーロードされたスキップ範囲演算子。たとえば、 リストの場合は [n..skip..m]、シーケンスの場合は seq {n..skip..m} になります。 |
( / ) : ^T1 -> ^T2 -> ^T3 |
オーバーロードされた除算演算子。 |
( := ) : 'T ref -> 'T -> unit |
変更可能な参照セルに代入します。 |
( < ) : 'T -> 'T -> bool |
構造的な大小関係 (より小さい) を比較します。 |
( << ) : ('T2 -> 'T3) -> ('T1 -> 'T2) -> 'T1 -> 'T3 |
2 つの関数を合成します。右側の関数が最初に適用されます。 |
( <<< ) : ^T -> int32 -> ^T |
オーバーロードされた左バイトシフト演算子。ビット数で指定します。 |
( <= ) : 'T -> 'T -> bool |
構造的な大小関係 (以下) を比較します。 |
( <> ) : 'T -> 'T -> bool |
構造的に等しくないかどうかを比較します。 |
( <| ) : ('T -> 'U) -> 'T -> 'U |
左側の関数を右側の値に適用します。 |
( <|| ) : ('T1 -> 'T2 -> 'U) -> 'T1 * 'T2 -> 'U |
右側のペアの値に左側の関数を適用します。 |
( <||| ) : ('T1 -> 'T2 -> 'T3 -> 'U) -> 'T1 * 'T2 * 'T3 -> 'U |
右側の 3 要素の組の値に左側の関数を適用します。 |
( = ) : 'T -> 'T -> bool |
構造的に等しいかどうかを比較します。 |
( > ) : 'T -> 'T -> bool |
構造的な大小関係 (より大きい) を比較します。 |
( >= ) : 'T -> 'T -> bool |
構造的な大小関係 (以上) を比較します。 |
( >> ) : ('T1 -> 'T2) -> ('T2 -> 'T3) -> 'T1 -> 'T3 |
2 つの関数を合成します。左側の関数が最初に適用されます。 |
( >>> ) : ^T -> int32 -> ^T |
オーバーロードされた右バイトシフト演算子。ビット数で指定します。 |
( @ ) : 'T list -> 'T list -> 'T list |
2 つのリストを連結します。 |
( ^ ) : string -> string -> string |
2 つの文字列を連結します。 演算子 '+' も使用できます。 |
( ^^^ ) : ^T -> ^T -> ^T |
オーバーロードされた論理 XOR 演算子。 |
( |> ) : 'T1 -> ('T1 -> 'U) -> 'U |
右側の関数を左側の値に適用します。 |
( ||> ) : 'T1 * 'T2 -> ('T1 -> 'T2 -> 'U) -> 'U |
左側のペアの値に右側の関数を適用します。 |
( ||| ) : ^T -> ^T -> ^T |
オーバーロードされた論理 OR 演算子。 |
( |||> ) : 'T1 * 'T2 * 'T3 -> ('T1 -> 'T2 -> 'T3 -> 'U) -> 'U |
左側の 3 要素の組の値に右側の関数を適用します。 |
( ~+ ) : ^T -> ^T |
オーバーロードされた前置加算演算子。 |
( ~- ) : ^T -> ^T |
オーバーロードされた単項マイナス演算子。 |
( ~~~ ) : ^T -> ^T |
オーバーロードされた論理 NOT 演算子。 |
abs : ^T -> ^T |
指定した数値の絶対値。 |
acos : ^T -> ^T |
指定した数値の逆コサイン。 |
asin : ^T -> ^T |
指定した数値の逆サイン。 |
atan : ^T -> ^T |
指定した数値の逆タンジェント。 |
atan2 : ^T1 -> ^T2 -> 'T2 |
x と y が別々に指定された x/y の逆タンジェント。 |
box : 'T -> obj |
厳密に型指定された値をボックス化変換します。 |
byte : ^T -> byte |
引数をバイトに変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
ceil : ^T -> ^T |
指定した数値の切り上げ。 |
char : ^T -> char |
引数を文字に変換します。 数値入力は、文字の UTF-16 エンコーディングに従って変換されます。 文字列入力の長さは 1 文字である必要があります。 入力の型がそれ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
compare : 'T -> 'T -> int |
汎用的な比較。 |
cos : ^T -> ^T |
指定した数値のコサイン。 |
cosh : ^T -> ^T |
指定した数値のハイパーボリック コサイン。 |
decimal : ^T -> decimal |
Decimal への引数を、すべてのプリミティブ数値型の直接変換を使用して変換します。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
decr : int ref -> unit |
整数を含む変更可能な参照セルをデクリメントします。 |
defaultArg : 'T option -> 'T -> 'T |
関数の実装で、省略可能な引数の既定値を指定するために使用します。 |
enum : int32 -> ^U |
引数を特定の enum 型に変換します。 |
exit : int -> 'T |
セキュリティ設定で許可されている場合は、ハードウェアから独立している現在のプロセスを終了します。許可されていない場合は例外を生成します。 Exit を呼び出します。 |
exp : ^T -> ^T |
指定した数値の指数。 |
Failure (失敗) : string -> exn |
Exception オブジェクトを構築します。 |
failwith : string -> 'T |
Exception 例外をスローします。 |
float : ^T -> float |
引数を 64 ビット浮動小数点に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
float32 : ^T -> float32 |
引数を 32 ビット浮動小数点に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
floor : ^T -> ^T |
指定した数値の切り捨て値。 |
fst : 'T1 * 'T2 -> 'T1 |
組の最初の要素を返します (fst (a,b) = a)。 |
hash : 'T -> int |
= 演算子に従って等しい項目の等しいハッシュ値を返すように設計された汎用ハッシュ関数。 既定では、F# 共用体、レコード、および組型の構造的ハッシュを使用して、型の完全なコンテンツをハッシュします。 この関数の正確な動作は、それぞれの型の GetHashCode を実装することで型ごとに調整できます。 |
id : 'T -> 'T |
値を変更せずに返す関数。 |
ignore : 'T -> unit |
渡された値を無視します。 これは、計算の結果を破棄する場合によく使用されます。 |
incr : int ref -> unit |
整数を含む変更可能な参照セルをインクリメントします。 |
infinity : float |
これは、PositiveInfinity. と同じです。 |
infinityf : float32 |
これは、PositiveInfinity. と同じです。 |
int : ^T -> int |
引数を符号付き 32 ビット整数に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
int16 : ^T -> int16 |
引数を符号付き 16 ビット整数に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
int32 : ^T -> int32 |
引数を符号付き 32 ビット整数に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse) を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
int64 : ^T -> int64 |
引数を符号付き 64 ビット整数に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
invalidArg : string -> string -> 'T |
ArgumentException 例外をスローします。 |
invalidOp : string -> 'T |
InvalidOperationException 例外をスローします。 |
limitedHash : int -> 'T -> int |
汎用ハッシュ関数です。 この関数の動作は hash と同じですが、F# 共用体、レコード、および組の型に対する既定の構造ハッシュは、指定されたノードの制限に達すると停止します。 この関数の正確な動作は、それぞれの型の GetHashCode を実装することで型ごとに調整できます。 |
lock : 'Lock -> (unit -> 'T) -> 'T |
入力値をロックとして使用して、関数を相互排他領域として実行します。 |
log : ^T -> ^T |
指定した数値の自然対数。 |
log10 : ^T -> ^T |
指定した数値の底 10 の対数。 |
max : 'T -> 'T -> 'T |
一般的な比較に基づく最大値。 |
min : 'T -> 'T -> 'T |
一般的な比較に基づく最小値。 |
nan : float |
これは、NaN. と同じです。 |
nanf : float32 |
これは、NaN. と同じです。 |
nativeint : ^T -> nativeint |
引数を符号付きネイティブ整数に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
not : bool -> bool |
論理値を否定します。 |
nullArg : string -> 'T |
ArgumentNullException 例外をスローします。 |
pown : ^T -> int -> ^T |
オーバーロードされたべき乗演算子。 n > 0 の場合は、x が n 回出現する x*...*x と同じです。 |
raise : Exception -> 'T |
例外を発生させます。 |
ref : 'T -> 'T ref |
変更可能な参照セルを作成します。 |
reraise : unit -> 'T |
例外を再スローします。 例外を処理するときにのみ使用できます。 |
round : ^T -> ^T |
指定した数値を丸めます。 |
sbyte : ^T -> sbyte |
引数を符号付きバイトに変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
seq : seq<'T> -> seq<'T> |
シーケンス式構文を使用してシーケンスを構築します。 |
sign : ^T -> int |
指定した数値の符号。 |
sin : ^T -> ^T |
指定した数値のサイン。 |
sinh : ^T -> ^T |
指定した数値のハイパーボリック サイン。 |
sizeof : int |
型の内部サイズをバイト単位で返します。 たとえば、sizeof<int> は 4 を返します。 |
snd : 'T1 * 'T2 -> 'T2 |
組の 2 番目の要素を返します (snd (a,b) = b)。 |
sqrt : ^T -> ^T |
指定した数値の平方根。 |
stderr : TextWriter |
Error プロパティの値を読み取ります。 |
stdin : TextReader |
In プロパティの値を読み取ります。 |
stdout : TextWriter |
Out プロパティの値を読み取ります。 |
string : ^T -> string |
ToString を使用して引数を文字列に変換します。 |
tan : ^T -> ^T |
指定した数値のタンジェント。 |
tanh : ^T -> ^T |
指定した数値のハイパーボリック タンジェント。 |
truncate : ^T -> ^T |
オーバーロードされた切り捨て演算子。 |
typedefof : Type |
型定義の Type 表現を生成します。 入力型がジェネリック型のインスタンス化である場合は、このようなすべてのインスタンス化に関連付けられているジェネリック型定義を返します。 |
typeof : Type |
静的な型の Type ランタイム表現を生成します。 静的な型は、返された値でも維持されます。 |
uint16 : ^T -> uint16 |
引数を符号なし 16 ビット整数に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
uint32 : ^T -> uint32 |
引数を符号なし 32 ビット整数に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
uint64 : ^T -> uint64 |
引数を符号なし 64 ビット整数に変換します。 これは、すべてのプリミティブ数値型の直接変換です。 文字列の場合は、InvariantCulture が設定された Parse を使用して入力が変換されます。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
unativeint : ^T -> nativeint |
符号なしネイティブ整数への引数を、すべてのプリミティブ数値型の直接変換を使用して変換します。 それ以外の場合、この操作では、入力の型に適切な静的変換メソッドが必要です。 |
unbox : obj -> 'T |
厳密に型指定された値をボックス化解除します。 これは box の逆で、unbox<'T>(box<'T> a) は a です。 |
using : 'T -> ('T -> 'U) -> 'U |
指定した関数の完了後に、入力オブジェクトに関連付けられたリソースをクリーンアップします。 クリーンアップは、保護されたコードが例外を発生させたときでも行われます。 |
アクティブ パターン
アクティブ パターン |
説明 |
---|---|
( |Failure|_| ) : exn -> string option |
|
( |KeyValue| ) : KeyValuePair<'Key,'Value> -> 'Key * 'Value |
KeyValuePair<TKey, TValue> 型の値と一致するアクティブ パターン |
プラットフォーム
Windows 7、Windows Vista SP2、Windows XP SP3、Windows XP x64 SP2、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 SP2、Windows Server 2003 SP2
バージョン情報
F# ランタイム
サポート対象: 2.0、4.0
Silverlight
サポート: 3