ファイル変換定数
#include <stdio.h>
解説
これらの定数は、変換のモード ("b" または "t") を指定します。 このモードは、アクセス モードを指定する文字列 ("r"、"w"、"a"、"r+"、"w+"、"a+") に含まれます。
変換モードは次のとおりです。
t
テキスト (変換) モードで開きます。 このモードでは、入力時にキャリッジ リターンとライン フィード (CR-LF: carriage return–linefeed) が単独のライン フィード (LF: linefeed) に変換され、出力時にライン フィード文字は CR-LF シーケンスに変換されます。 また、Ctrl + Z は入力時に EOF (EOF: end-of-file) 文字として解釈されます。 読み出しモードまたは読み出しと書き込みの両方のモードで開かれたファイルでは、fopen がファイル末尾の Ctrl + Z の有無を調べ、削除できる場合は削除します。 この処理が行われる理由は、Ctrl + Z で終わるファイルの中身を fseek 関数および ftell 関数で移動するとき、ファイル末尾付近で fseek が正しく動作しないことがあるためです。注意
t オプションは、fopen および freopen の ANSI 規格には含まれていません。 このオプションは、Microsoft 固有の拡張機能なので、ANSI 互換であることが必要な場合は使用しないでください。
b
バイナリ (無変換) モードで開きます。 上の変換は抑制されます。
t または b を mode 中に指定しないと、変換モードは既定のモード変数 _fmodeによって定義されます。 テキスト モードとバイナリ モードについては、「テキスト モードとバイナリ モードのファイル入出力」を参照してください。