Share via


_mm_macclo_epi32

更新 : 2011 年 3 月

Visual Studio 2010 SP1 が必要です。

Microsoft 固有の仕様 →

XOP 命令 vpmacsdql を生成して、ソースに対して整数積和を実行します。

__m128i _mm_macclo_epi32 (
   __m128i src1,
   __m128i src2,
   __m128i src3
);

パラメーター

  • [入力] src1
    偶数のインデックスを持つダブルワードに 2 個の 32 ビット符号付き整数を含む 128 ビットのパラメーター。

  • [入力] src2
    偶数のインデックスを持つダブルワードに 2 個の 32 ビット符号付き整数を含む 128 ビットのパラメーター。

  • [入力] src3
    2 個の 64 ビット符号付き整数を含む 128 ビットのパラメーター。

戻り値

2 個の 64 ビット符号付き整数を含む 128 ビットの結果 r。

r[0] := src1[0] * src2[0] + src3[0];
r[1] := src1[2] * src2[2] + src3[1];

必要条件

組み込み

アーキテクチャ

_mm_macclo_epi32

XOP

ヘッダー ファイル <intrin.h>

解説

src1 の偶数のインデックスを持つ各 32 ビット符号付き整数値と src2 の対応する各 32 ビット符号付き整数値が乗算されます。その積の各 64 ビット符号付き整数が src3 の対応する 64 ビット符号付き整数値に加算され、結果の 64 ビット符号付き整数がターゲットの対応する値として格納されます。 src1 および src2 の奇数のインデックスを持つダブルワードは無視されます。

オーバーフローは無視されます。

vpmacsdql 命令は、XOP ファミリの命令の一部です。 この組み込みを使用する前に、プロセッサでこの命令がサポートされていることを確認してください。 この命令に対するハードウェア サポートを確認するには、InfoType を 0x80000001 にして __cpuid 組み込みを呼び出し、CPUInfo[2] (ECX) のビット 11 をチェックします。 このビットは、命令がサポートされている場合は 1 になり、サポートされていない場合は 0 になります。

使用例

#include <stdio.h>
#include <intrin.h>
int main()
{
    __m128i a, b, c, d;
    int i;
    a.m128i_i32[0] = 2000000000;
    a.m128i_i32[2] = 2000000000;
    b.m128i_i32[0] = -2000000000;
    b.m128i_i32[2] = 2000000000;
    c.m128i_i64[0] = 9000000000000000000ll;
    c.m128i_i64[1] = 9000000000000000000ll;
    d = _mm_macclo_epi32(a, b, c);
    for (i = 0; i < 2; i++)
        printf_s(" %20I64d (0x%I64x)\n",
            d.m128i_i64[i], d.m128i_i64[i]);
 }
  

参照

参照

__cpuid, __cpuidex

その他の技術情報

_mm_macchi_epi32

_mm_maccslo_epi32

_mm_maccshi_epi32

Visual Studio 2010 SP1 用に追加された XOP 組み込み

履歴の変更

日付

履歴

理由

2011 年 3 月

このコンテンツを追加。

SP1 機能変更