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CView::OnScrollBy

ユーザーが、ドキュメントの現在のビューを越えた領域を表示しようとしたときに、フレームワークが呼び出します。この操作は、ビューの現在の境界を越えて OLE アイテムをドラッグするか、水平または垂直スクロール バーを操作するかのいずれかです。

virtual BOOL OnScrollBy(
   CSize sizeScroll,
   BOOL bDoScroll = TRUE 
);

パラメーター

  • sizeScroll
    水平方向および垂直方向にスクロールされるピクセル数を指定します。

  • bDoScroll
    ビューのスクロールが発生するかどうかを決定します。 TRUE のときはスクロールされ、FALSE のときはスクロールされません。

戻り値

ビューがスクロールできる場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

派生クラスでは、このメソッドはユーザーが要求した方向にビューをスクロールできるかどうかを調べ、その後に必要に応じて新しい領域を更新します。 この関数は、実際のスクロール要求を実行するために CWnd::OnHScrollCWnd::OnVScroll で自動的に呼び出されます。

既定の実装ではこのメソッドはビューに対し何も行いませんが、CScrollView 派生クラスでビューをスクロールするには、このメソッドを呼び出す必要があります。

ドキュメントの幅または高さが 32,767 ピクセルを超える場合は、OnScrollBy は無効な sizeScroll 引数で呼び出されるので、32,767 を超えるスクロールは失敗します。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CView クラス

階層図

その他の技術情報

CView のメンバー