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ドキュメントとビューの初期化と後処理

ドキュメントとビューに合わせた初期化と後処理については、次のガイドラインに従ってください。

  • MFC フレームワークはドキュメントとビューを初期化します。ドキュメントとビューに追加したデータをすべて初期化してください。

  • ドキュメントとビューが閉じると、フレームワークによって後処理が行われます。ドキュメントとビューのメンバー関数でヒープに割り当てたメモリを解放してください。

注意

ただし、アプリケーション全体の初期化は CWinApp クラスの InitInstance メンバー関数をオーバーライドして行い、アプリケーション全体の後処理は CWinApp クラスの ExitInstance メンバー関数をオーバーライドして行うことをお勧めします。

MDI アプリケーション内のドキュメント (とそのフレーム ウィンドウおよび 1 つ以上のビュー) の有効期間は、次のようになります。

  1. 動的生成時に、ドキュメントのコンストラクターが呼び出されます。

  2. 新しいドキュメントごとに、ドキュメントの OnNewDocument または OnOpenDocument が呼び出されます。

  3. ユーザーは、ドキュメントの有効期間内にドキュメントとやり取りします。 一般的に、ドキュメントとのやり取りは、ユーザーが選択や編集などで、ビュー経由でドキュメント データを処理すると発生します。 ビューは、保存やほかのビューの更新のために、変更をドキュメントに渡します。 この間に、ドキュメントとビューは、いずれもコマンドを処理できます。

  4. フレームワークは DeleteContents を呼び出して、ドキュメントに固有のデータを削除します。

  5. ドキュメントのデストラクターが呼び出されます。

SDI アプリケーションでは、ステップ 1 は、ドキュメントが初めて作成されたときに 1 回だけ実行されます。 以後、新しいドキュメントが開かれるたびに、ステップ 2 ~ 4 が繰り返し実行されます。 新しいドキュメントは、既存のドキュメント オブジェクトを再使用します。 最後に、アプリケーションの終了時にステップ 5 が実行されます。

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参照

概念

ドキュメント/ビュー アーキテクチャ