CComboBox::Create
コンボ ボックスを作成し、CComboBox オブジェクトに結び付けます。
virtual BOOL Create(
DWORD dwStyle,
const RECT& rect,
CWnd* pParentWnd,
UINT nID
);
パラメーター
dwStyle
コンボ ボックスのスタイルを指定します。 コンボ ボックス スタイルを任意に組み合わせて指定できます。rect
コンボ ボックスの位置とサイズへのポインター。 RECT 構造体または CRect オブジェクトのいずれでも指定できます。pParentWnd
コンボ ボックスの親ウィンドウを指定します (通常は CDialog)。 NULL は指定できません。nID
コンボ ボックスのコントロール ID。
戻り値
正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。
解説
CComboBox オブジェクトは、次の手順で構築します。 まずコンストラクターを呼び出し、Windows のコンボ ボックスを作成する Create 関数を呼び出し、作成したコンボ ボックスを CComboBox オブジェクトに結び付けます。
Create を実行すると、Windows はコンボ ボックスに WM_NCCREATE、WM_CREATE、WM_NCCALCSIZE、WM_GETMINMAXINFO メッセージを送ります。
既定では、これらのメッセージは CWnd 基本クラスのメンバー関数 OnNcCreate、OnCreate、OnNcCalcSize および OnGetMinMaxInfo によって処理されます。 この既定のメッセージ処理を拡張するには、CComboBox からクラスを派生し、派生したクラスにメッセージ マップを追加します。さらに、メッセージ処理メンバー関数をオーバーライドします。 新しいクラスに必要な初期化を行う場合などに、OnCreate をオーバーライドします。
コンボ ボックス コントロールには次のウィンドウ スタイルを適用します。 :
WS_CHILD 常時
WS_VISIBLE 通常
WS_DISABLED まれ
WS_VSCROLL コンボ ボックスのリスト ボックスに垂直スクロール機能を追加します。
WS_HSCROLL コンボ ボックスのリスト ボックスに水平スクロール機能を追加します。
WS_GROUP コントロールをグループ化します。
WS_TABSTOP コンボ ボックスにタブ オーダーを適用します。
使用例
m_pComboBox->Create(
WS_CHILD|WS_VISIBLE|WS_VSCROLL|CBS_DROPDOWNLIST,
CRect(10,10,200,100), pParentWnd, 1);
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h