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AfxEnableMemoryTracking

診断用のメモリ トレースは通常、MFC のデバッグ環境で有効になります。

BOOL AfxEnableMemoryTracking(
   BOOL bTrack 
); 

パラメーター

  • bTrack
    TRUE のときは、メモリ トレースをオンにし、FALSE のときは、オフにします。

戻り値

トレース許可フラグの直前の状態。

解説

メモリ ブロックの割り当てが正しいことがわかっているときは、プログラムでこの関数を使ってトレースを禁止できます。

AfxEnableMemoryTracking の詳細については、「MFC のデバッグ技術」を参照してください。

注意

この関数は MFC ライブラリのデバッグ環境でしか動作しません。

使用例

BOOL CMyWinApp::InitInstance()
{
#ifdef _DEBUG
   // Disable tracking of memory for the scope of the InitInstance()
   AfxEnableMemoryTracking(FALSE);
#endif  // _DEBUG

   // ...

#ifdef _DEBUG
   // Re-enable tracking of memory
   AfxEnableMemoryTracking(TRUE);
#endif  // _DEBUG

   return TRUE;
}

必要条件

**ヘッダー:**afx.h

参照

概念

MFC マクロとグローバル