/Fe (EXE ファイルの名前の指定)
コンパイラによって生成される .exe ファイルと DLL のファイル名とディレクトリを指定します。
/Fepathname
解説
このオプションを指定しない場合は、コマンド ラインで最初に指定したソース ファイルまたはオブジェクト ファイルの基本名に拡張子 .exe または .dll が付加された名前が既定のファイル名として指定されます。
リンクを行わずにコンパイルする /c (リンクを行わないコンパイル) を指定すると、/Fe は無効になります。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、「方法 : プロジェクト プロパティ ページを開く」を参照してください。
[リンカー] フォルダーをクリックします。
[全般] プロパティ ページをクリックします。
[出力ファイル] プロパティを変更します。
このコンパイラ オプションをコードから設定するには
- OutputFile を参照してください。
使用例
次のコマンド ラインは、現在のディレクトリにあるすべての C ソース ファイルをコンパイルおよびリンクします。 この結果、PROCESS.exe という名前の実行可能ファイルが C:\BIN ディレクトリに生成されます。
CL /FeC:\BIN\PROCESS *.C
次のコマンド ラインでは、最初のソース ファイルまたはオブジェクト ファイルの基本名と同じ名前の実行可能ファイルが C:\BIN に生成されます。
CL /FeC:\BIN\ *.C