方法 : データセットの機能を拡張する

[アーティクル]
08/09/2011

型指定されたデータセットの機能を拡張するには、データセットの部分クラスファイル内にコードを記述します。

型指定されたデータセットを定義するコードは、データセットデザイナーで変更が行われたとき、またはデータセット内のオブジェクトの作成または変更を行うウィザードの実行中に変更が行われたときに再生成されます。そのようなウィザードとしては、データソース構成ウィザードや TableAdapter に関する各種ウィザードがあります。データセットの再生成中にコードが削除されるのを防ぐには、データセットの部分クラスファイルにコードを追加します。部分クラスによって、特定のクラスのコードを複数の物理ファイルに分割できます。詳細については、「Partial (Visual Basic)」または「partial (型) (C# リファレンス)」を参照してください。

データセットの部分クラスファイルを作成して検証コードを追加するには、列およびテーブルをダブルクリックします。これによって、ColumnChanging イベントハンドラーおよび RowChanging イベントハンドラーが生成されます。詳細については、「方法 : 列の変更時にデータを検証する」および「方法 : 行の変更時にデータを検証する」を参照してください。

型指定されたデータセットの部分クラスファイルにコードを追加するには

データセットデザイナーでデータセットを開きます。詳細については、「方法 : データセットデザイナーでデータセットを開く」を参照してください。
デザインサーフェイスの空白の領域をダブルクリックし、データセットの部分クラスファイルをコードエディターで開きます。
データセットの部分クラスファイルにコードを追加します。

注意

部分クラスファイル内のコードと生成されたデータセットクラスファイルは、1 つのクラスにコンパイルされます。そのため、変数名、プロパティ名、メソッド名などは、データセットを定義するすべてのファイルの中で一意に指定する必要があります。一意でない場合、コンパイルエラーが発生します。