バグ、タスク、およびその他の作業項目の追加と変更

作業項目を作成する場合、新しい作業項目フォームが開き、場合によってはいくつかの既定値が表示されます。 1 つ以上のフィールドの値を変更することにより、作業項目を定義または変更することができます。 Team Foundation では、さまざまな種類のフィールドが各種データの格納に使用されます。 次の一覧に、Team Foundation で使用されるフィールドの種類をいくつか示します。

  • テキスト フィールド: 任意のテキストを指定できます。 プロジェクト管理者が、最大文字数を定義できます。 テキストの書式設定が有効な各テキスト ボックスの上方に書式設定ツール バーが表示されます。 テキストの書式設定をサポートするテキスト ボックスは、作業項目の種類によって変わります。

  • ドロップダウン リスト: ドロップダウン リストでは、プロジェクト管理者が定義した値のみ指定できます。

  • 日付フィールド: 特定の世界協定時刻 (UTC) を指定できます。たとえば、"1/23/2009, 6:00:00 PM" などです。

  • 長いテキスト: 書式設定が制限される、任意の長さのテキストを指定できます。

  • 履歴フィールド: コメントを時系列で記録します。 このフィールドでは、エントリの追加はできますが、保存済みのエントリの変更はできません。

新しい作業項目を追加したり、既存の作業項目を編集したり、リンクや添付ファイルを作業項目に追加したりして、イテレーション、リリース、またはプロジェクトを追跡できます。 作業項目の状態は、チームの進行状況を示します。 作業項目の状態は、作業項目の種類によって異なります。 たとえば、バグ作業項目は、まずアクティブ状態で始まって、次に解決済みとなり、終了へと至ります。 作業項目がさまざまな状態をたどる経過は、チームのプロジェクト プロセス テンプレートによって異なる場合があります。

実際の作業を反映するように作業項目の状態を変更できます。これにより、プロジェクトのゴールと比較して進行状況を追跡することができます。 作業項目を使用してチームのプロジェクトをサポートできる多くの方法の詳細については、「作業項目の追跡の新機能」を参照してください。

任意の Team Foundation クライアント プログラムを使用して、ほぼすべての作業を実行できますが、実行できない作業もあります。 詳細については、「Team Foundation クライアントの操作」を参照してください。

作業項目を作成または変更する前に、プロジェクト要件が Team Foundation に含まれているプロセス テンプレートで用意されているものと異なる場合などは特に、作業項目の種類やリンクの種類をカスタマイズする方法を確認する必要があります。 作業項目を作成した後、依存関係を追跡する、または階層を表示するという目的で、作業項目間にリレーションシップを作成できます。 他のタスクとしては、作業項目の検索、Office Project を使用した作業項目タスクのスケジュール設定や割り当てなどがあります。 詳細については、このトピックで後述する「関連するタスク」の表を参照してください。 次の表に、実行できる一般的なタスクを示します。

一般的なタスク

一般的なタスク

関連する参照先

作業項目を作成する、または既存の作業項目を変更する。 新しい作業項目フォームを使用した作業項目の作成、既存の作業項目のコピーおよびその変更、または既存の作業項目から自動的にリンクされる作業項目の作成が実行できます。

作業項目の作成または既存の作業項目の変更はどのクライアント プログラムでもできますが、 これらのタスクには、Office Excel クライアントの機能がより適しています。

既存の作業項目をまとめて追加または更新する。 Office Excel を使用して、新しい作業項目の追加、既存の作業項目の変更、作業項目間のリンクの作成、作業項目とその他の項目間のリンクの作成、および作業項目データベースへの発行を一括して行うことができます。 多くの作業項目を同時に追加または更新できます。これらのタスクには、Office Excel クライアントの機能が適しています。

作業項目のデータを印刷する。 作業項目フォームまたは作業項目リストを印刷できます。

関連するタスク

関連するタスク

関連する参照先

作業項目オブジェクトを作成およびカスタマイズする。 製品に含まれる作業項目をカスタマイズしたり、新しい作業項目の種類を追加したりできるだけではなく、リンクの種類をカスタマイズすることもできます。

作業項目間でリレーションシップを作成する。 関連リンクまたは階層リンクを作業項目に追加して、依存関係を追跡し、リスクを特定できます。

ファイルまたは Web ページへのリンク、作業項目へのファイルの添付により情報を共有する。 作業項目から Web サイト上のページまたは文書へのハイパーリンクを追加できます。 作業項目で、電子メールのスレッド、文書、イメージ、ログ ファイルなどのファイルを添付したり、開いたり、削除したりできます。

作業項目を検索し、作業項目リストを生成する。 作業項目クエリを使用して、変更する作業項目、リンクを作成する作業項目、またはレポートを生成する作業項目を含むリストを生成できます。

作業項目のタスクをスケジュールし、割り当てる。 Office Project のスケジュール ツールおよび計画ツールを使用して、Team Foundation データベースに格納されているタスクのサブセットを作成、変更、および更新できます。

参照

処理手順

Team Foundation Server への Microsoft Office ドキュメントの接続

概念

作業項目の追跡の新機能

Team Foundation クライアントの操作

プロジェクトの追跡データ、フォーム、ワークフロー、その他のオブジェクトのカスタマイズ

バグ、タスク、およびその他の作業項目の追跡