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クエリのフィルター条件の指定

更新 : 2010 年 8 月

クエリにフィルター条件を指定すると、作業項目を検索し、使用するフィルター データをより簡単に選択できます。 異なるフィルター条件を使用することにより、何が割り当てられているか、アクティブなタスクは何であるかをチェックしたり、自分や自分のチームに割り当てられた機能のリストを確認したりできます。

すべての作業項目クエリは、1 つ以上のクエリ句によって構成されており、各句にはフィールド、演算子、および値が含まれます。 ニーズに応じて、一連の作業項目をフィルター処理することにより、作成したクエリの句やフィールドを追加、変更、およびグループ化できます。

このトピックの内容

フィルター条件を指定するには、[クエリ結果] ビューに一連の作業項目が一覧表示されるまで、次の手順を実行します。

  1. クエリの種類を選択する

  2. トップレベルのクエリのフィルター条件を指定する

  3. クエリ句を追加、削除、グループ化、またはグループ解除する

  4. クエリを実行または中止し、クエリ結果をチェックする

  5. クエリのフィルター条件を調整する

    注意

    次に示すのは、チーム エクスプローラーでの手順です。 Team System Web Access での手順も似ていますが、細部は異なる可能性があります。

日付値に基づいて、またはグループに属する値に基づいてフィルター条件を指定するには、次の手順を参照してください。

  • 日付/時刻値に基づいてフィルターを指定する

  • グループへのメンバーシップに基づいてフィルターを指定する

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、読み取りユーザー グループのメンバーであるか、または [このノードの作業項目を表示します] のアクセス許可が、クエリの各チーム プロジェクトに対して [許可] に設定されている必要があります。 クエリをチーム クエリとして保存するには、Project Administrators グループのメンバーであることが必要です。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

クエリの種類を選択する

チーム エクスプローラーでクエリの種類を選択するには

  1. チーム プロジェクトを開いて [作業項目] ノードを展開し、[チーム クエリ] または [マイ クエリ] をクリックします。

  2. [チーム] メニューの クエリの追加 [クエリの追加] をクリックします。 または、[作業項目] ノード、[マイ クエリ] ノード、または [チーム クエリ] ノードを右クリックし、クエリの追加 [クエリの追加] をクリックします。

    新しい [単純なリスト (既定)] クエリが表示されます。

  3. クエリ ツール バーで、検索するビュー、または作業項目の種類に応じて [クエリの種類] を選択します。

    • [単純なリスト (既定)]: フィルター条件に一致する作業項目を、単層 (フラット クエリ 単純なリスト) で返します。 他の作業項目にリンクする作業項目を検索する場合、作業項目を Office Excel および Office Project にエクスポートして列フィールドへの一括更新を行う場合、または一連の作業項目に関するレポートを生成する場合に、この種類のクエリを使用します。 詳細については、「作業項目の一覧表示 (既定の単純なリスト)」を参照してください。

    • [作業項目とダイレクト リンク]: フィルター条件に一致する作業項目セットと、セカンダリ フィルター条件に基づいてリンクされているすべての作業項目を、2 層 (ダイレクト リンク クエリ) で返します。 作業項目は、展開および折りたたみが可能なビューで表示されます。 詳細については、「ダイレクト リンク ビューでの作業項目の表示と変更」を参照してください。

    • [作業項目のツリー]: フィルター条件に一致する一連の作業項目と、親子リンクに基づくトップレベル作業項目にリンクされたすべての作業項目を、多層 (ツリー クエリ) で返します。 作業項目は、展開および折りたたみが可能な階層型のビューで表示されます。 詳細については、「ツリー ビューでの作業項目の表示および変更」を参照してください。

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トップレベルのクエリのフィルター条件を指定する

トップレベルのフィルター条件では、クエリ結果がチーム プロジェクトと作業項目の種類に限定されます。

注意

新しいクエリに対して定義された既定のフィルター条件は、現在のチーム プロジェクト (チーム プロジェクト = @Project) で、自分に割り当てられた (担当者 = @Me) すべての作業項目 (作業項目の種類 = [すべて]、および、状態 = [すべて]) を返します。

複数のチーム プロジェクトを操作している場合、1 つのクエリですべてのチーム プロジェクトを対象に検索できると便利なことがあります。

トップレベルのフィルター条件を指定するには

  1. 検索する作業項目を含むチーム プロジェクトを指定します。 取得する作業項目によって、次のように指定します。

    • 現在のチーム プロジェクトの作業項目の場合は、[チーム プロジェクト] [=] [@Project] とします。

    • 他のチーム プロジェクトの作業項目の場合は、[チーム プロジェクト] フィールドの [値] 列にチーム プロジェクトの名前を入力します。

    • 複数のチーム プロジェクトの作業項目の場合は、次の表に示す値を入力します。

      And/Or

      フィールド

      演算子

       

      チーム プロジェクト

      範囲内

      <最初のチーム プロジェクト名>, <2 つ目のチーム プロジェクト名>, ...

      チーム プロジェクト名はコンマ (,) で区切ります。

  2. 検索する作業項目の種類を指定します。 取得する作業項目によって、次のように指定します。

    • すべての種類の場合は、[作業項目の種類] [=] [[すべて]] のままにしておきます。

    • 1 種類の場合は、[作業項目の種類] フィールドの [値] 列をクリックし、目的の作業項目の種類をクリックします。

    • 複数の種類の場合は、次の表に示す値を入力します。

      And/Or

      フィールド

      演算子

      And

      作業項目の種類

      範囲内

      <最初の作業項目の種類>, <2 つ目の作業項目の種類>, ...

      各作業項目の種類の名前はコンマ (,) で区切ります。

    • 名前付きのカテゴリに属するすべての種類の作業項目の場合は、次の表に示す値を入力します。

      And/Or

      フィールド

      演算子

      And

      作業項目の種類

      グループ内

      <この作業項目の種類の名前>

      作業項目の種類のグループを定義する方法については、「作業項目の種類のカテゴリのカスタマイズ [witadmin]」を参照してください。

      トップレベルの条件をフィルターするために使用されるその他のオプションについては、「クエリ フィールド、演算子、値および変数」の「演算子」のセクションを参照してください。

  3. クエリ ツール バーの クエリの実行 ([実行]) をクリックし、必要とされる結果をクエリが返すことを確認します。

  4. 保存 [保存] または [名前を付けて保存] をクリックします。 詳細については、「作業項目クエリの保存、コピー、名前変更、および削除」を参照してください。

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クエリ句を追加、削除、グループ化、またはグループ解除する

各作業項目フィールドに対して新しい句を 1 つ追加して検索条件を絞り込み、目的の作業項目セットのみを返すようにできます。 クエリから予期していた結果が得られなかった場合は、クエリ句を追加、削除、グループ化、またはグループ解除し、クエリ結果を絞り込むことができます。 クエリ句の要素については、「クエリ フィールド、演算子、値および変数」を参照してください。

クエリ句はフィールド名、クエリ演算子、および値で構成されます。 有用な結果を得るために必要な句をいくつでも使用できます。

クエリ句をグループ化して、残りのクエリから分離した 1 つの単体として操作できます。これは、数学の方程式や論理式の一部をかっこで囲むのと似ています。 句をグループ化する場合、グループ内の最初の句に対する AND または OR が、グループ全体に適用されます。

次の表に示すように、グループ化された句は対応する論理式に変換されます。 最初の式は、優先度 1 の作業項目と任意の優先度のアクティブなすべてのバグを返します。 2 番目の式は、優先度 1 のアクティブなすべての作業項目と優先度 1 のすべてのバグ (アクティブであるかないかに関係なく) を返します。

グループ化された句

論理式

グループ化された AND 句を使用した OR 演算子

Priority=1 OR (Work Item Type=Bug AND State=Active)

グループ化された Or 句を使用した AND 演算子

Priority=1 AND (Work Item Type=Bug OR State=Active)

クエリ句を追加、削除、グループ化、またはグループ解除するには

  1. 次のいずれかの方法で句を追加します。

    1. フィルター条件の最後に句を追加するには、[新しい条件節を追加するにはここをクリックします] をクリックします。

    2. または、句を挿入するには、挿入場所を右クリックし、クエリ句の挿入 [句の挿入] をクリックします。

      新しいクエリ句の行が、ポインターを置いた場所に追加されます。

    3. 句を OR 句として扱う場合は [AND] をクリックしてから [OR] をクリックします。

      この句、および前の句が true でなければ結果が一致しない場合は、[AND] を選択します。 この句、または前の句が true であれば結果が一致する場合は、[OR] を選択します。

    4. [フィールド][演算子]、および [値] の値を指定します。

      クエリ列

      使用法

      フィールド

      検索する作業項目の種類のフィールドを指定します。 作業項目のセットは、フィールドに対して定義された演算子およびに基づいてフィルター処理されます。

      Alt キーを押しながら↓キーを押すか、選択するフィールド名を入力してください。

      演算子

      レコード内の指定したフィールドで検出された値をクエリが比較する方法を指定します。 演算子の選択の対象として、たとえば [=] (等しい)、[<>] (等しくない)、[>] (より大きい)、[<] (より小さい)、[>=] (以上)、[<=] (以下)、[次の値を含む][次の値を含まない][次の値に含まれる][次の値と等しかったことがある] があります。

      選択したフィールドで検索する値を指定します。 値の一覧の中から選択する場合は、矢印をクリックして、目的の値を選択します。 クエリ変数を指定すると、クエリに値を動的に追加できます。

      値の一覧の中から選択する場合は、矢印をクリックして、目的の値を選択します。 フィルター処理する値が複数ある場合は、[次の値のいずれか] 演算子を使用し、値のコンマ区切りリストを指定します。 動的な値を指定するには、有効なクエリ変数を指定します。

      詳細については、「クエリ フィールド、演算子、値および変数」を参照してください。

  2. クエリ句を削除するには、削除する句の行の左側を右クリックして、クエリ句の削除 [句の削除] をクリックします。

  3. 作業項目クエリ句をグループ化するには、次の手順を実行します。

    1. クエリ内で、行の左端にあるセルをクリックして、グループに含めるクエリ句を選択します。 複数の行を選択するには、Ctrl キーを押しながらクリックします。

    2. 選択した句を右クリックし、クエリ句のグループ化 [句のグループ化] をクリックします。

      句がグループ化されたことを示す角かっこが、クエリの左端余白に表示されます。

  4. 作業項目クエリ句をグループ解除するには、次の手順を実行します。

    1. クエリ内で、行の一番左のセルをクリックして、グループ解除するクエリ句のグループ全体を選択します。 複数の行を選択するには、Ctrl キーを押しながらクリックします。

    2. グループを右クリックし、クエリ句のグループ解除 [句のグループ解除] をクリックします。

      クエリの左端余白から角かっこが除かれ、句がグループ解除されます。

      注意

      [句のグループ解除] が使用できない場合、クエリのグループに含まれる句の中に、選択されていないものがあります。 すべての句を選択してから、もう一度操作してください。

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クエリを実行または中止し、結果をチェックする

作業項目クエリを実行すると、クエリの抽出条件に一致する作業項目をチーム プロジェクト内で検索できます。 作業項目に変更を加えることによってクエリ結果が変わる場合には、クエリを再実行してクエリ結果を更新できます。

クエリのフィルター条件に基づいてクエリを実行または中止するには

  1. クエリ ツール バーの クエリの実行 ([実行]) をクリックします。

    注意

    検索中の作業項目に対して定義されたフィールドを追加すると、クエリ結果がどのように表示され、並べ替えられるかを制御できます。 詳細については、「列の追加、削除、順序変更、および並べ替え」を参照してください。

  2. クエリ検索を中止するには、クエリの停止 [クエリの停止] をクリックするか、[チーム] メニューの [更新の中止] をクリックします。

  3. クエリ結果を確認します。 作業項目の一覧が、予期していた検索条件と一致しない場合は、必要に応じてフィルター条件を見直し、変更します。

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クエリのフィルター条件を調整する

クエリのフィルター条件を調整するには

  • クエリ結果が、予期していた作業項目セットを返さなかった場合は、次のチェックを実行します。

    1. 各句をチェックし、意図したとおりに定義されているかどうかを確認します。

    2. 各句の AND/OR の割り当てをチェックします。 予期していた数よりも多くの作業項目が結果に含まれる場合は、AND 句ではなく OR 句が使用されています。

    3. クエリ句のグループと、グループ化された句の AND/OR の割り当てをチェックします。

    4. クエリ句をさらに追加し、クエリのフィルター条件を絞り込みます。

    5. クエリ フィールド、演算子、値および変数」で説明したように、フィールド、演算子、および値を指定するためのオプションを確認します。 クエリ句を変更し、別のフィールド、演算子、または値を使用するかどうかを決定します。

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日付/時刻値に基づいてフィルターを指定する

変更された日付、または具体的な時間によって、作業項目を並べ替えることができます。 クエリの範囲を限定すると、指定した日付範囲に当てはまる結果だけが返されるので、パフォーマンスも良くなります。

日付固有のフィルター条件に基づいて作業項目を検索するには

  1. 今日変更された作業項目を検索するには、次の手順を実行します。

    1. クエリ句を追加または変更する、日付型の [フィールド] を選択します。

      注意

      ほとんどの日付フィールドが、フィールド名に "日" を含んでいます。

    2. [演算子] 列で、[=] (等号) をクリックします。

    3. [値] 列で矢印をクリックし、今日の日付として [@Today] を選択します。

      注意

      この変数を変更して、現在の日付から特定の日数を引いて検索することもできます。 たとえば、前の週に開始されたすべての項目を検索するには、[フィールド] 列に [アクティブ化された日][演算子] 列に [>=]、そして [値] 列に @Today - 7 をそれぞれ設定します。

    4. クエリの実行 ([実行]) をクリックし、クエリ結果をチェックします。

  2. 指定された日に変更された作業項目を検索するには、次の手順を実行します。

    1. クエリ句を追加または変更する、日付型の [フィールド] を選択します。

    2. [演算子] 列で、[=] (等号) をクリックします。

    3. コンピューターのオペレーティング システムで扱うことのできる形式に従って、[値] 列に日付を入力します。

    4. クエリの実行 ([実行]) をクリックし、クエリ結果をチェックします。

  3. ある日付範囲内にわたって変更された作業項目を検索するには、次の手順を実行します。

    1. クエリ句を追加または変更する、日付型の [フィールド] を選択します。

    2. [演算子] 列には、日付よりも後の項目だけを検索する場合は [>] (より大きい) を、選択した日付を含めて項目を検索する場合は [>=] (以上) を選択します。

    3. コンピューターのオペレーティング システムで扱うことのできる形式に従って、日付範囲の最初の日を [値] 列に入力します。

    4. 前のクエリ句のすぐ下に、もう 1 つのクエリ句を挿入します。

    5. [And/Or] 割り当て列で、[And] を選択します。

    6. [演算子] 列には、日付よりも前の項目だけを検索する場合は [<] (より小さい) を、選択した日付を含めて項目を検索する場合は [<=] (以下) を選択します。

    7. コンピューターのオペレーティング システムで扱うことのできる形式に従って、日付範囲の最後の日付を [値] 列に入力します。

    8. [演算子] 列で、[=] (等号) をクリックします。

    9. コンピューターのオペレーティング システムで扱うことのできる形式に従って、[値] 列に日付を入力します。

    10. 2 つの日付固有のクエリ句を選択し、グループ化します。

    11. クエリの実行 ([実行]) をクリックし、クエリ結果をチェックします。

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グループへのメンバーシップに基づいてフィルターを指定する

[グループ内] 演算子または [グループ外] 演算子を使用すると、グループのメンバーである複数の値、またはグループのメンバーではない複数の値に基づいて、クエリをフィルター処理できます。 Team Foundation Server の配布グループ、または作業項目の種類の 1 つ以上のカテゴリを指定できます。

グループに属する値に基づいて作業項目を検索するには

  1. 次の種類の句を指定します。

    • 次の句を追加して、Project Administrators グループに属するユーザーに割り当てられている作業項目を検索します。

      And/Or

      フィールド

      演算子

      And

      担当者

      グループ内

      プロジェクト管理者

    • 次の句を追加して、Test カテゴリ グループ内の作業項目であるアクティブな作業項目を検索します。

      And/Or

      フィールド

      演算子

      And

      状態

      =

      Active

      And

      作業項目の種類

      グループ内

      Test

    カテゴリ グループの詳細については、「カテゴリへの作業項目の種類のグループ化」を参照してください。

  2. [クエリの実行] をクリックし、クエリ結果をチェックします。

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参照

処理手順

列の追加、削除、順序変更、および並べ替え

作業項目クエリの保存、コピー、名前変更、および削除

作業項目の一覧表示 (既定の単純なリスト)

ダイレクト リンク ビューでの作業項目の表示と変更

ツリー ビューでの作業項目の表示および変更

概念

クエリ フィールド、演算子、値および変数

バグ、タスク、およびその他の作業項目の検索

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 8 月

グループ化された句を論理的に評価する方法の例を追加。

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2010 年 9 月

[グループ内] 演算子の修正例。

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