方法: Web サーバーでの Web パフォーマンステスト用に URL をパラメーター化する

[アーティクル]
08/09/2011

このトピックの内容は、次の製品に該当します。

Visual Studio Ultimate	Visual Studio Premium	Visual Studio Professional	Visual Studio Express

Web サーバーの URL をパラメーター化することができます。パラメーター化により、テストの対象となる Web サーバーの変更が容易になります。テストは、記録されたテストとコード化されたテストのどちらであっても、各種のサーバーに対して実行できます。パラメーター化を使用すると、Web サーバーのコンテキストパラメーターを別のサーバーに再マッピングするだけで簡単にサーバーを変更できます。テストを再記録または再記述する必要はありません。

これは、非稼動環境と稼動環境で異なる名前を持つ Web サーバーに対してテストを実行する場合などに便利です。この場合は、Web サーバーは両方ともアクティブです。

Web パフォーマンステストは、ローカルコンピューター上の ASP.NET 開発 Web サーバーをターゲットにすることもできます。 ASP.NET 開発サーバーを使用して Web アプリケーションをホストする Web サービスをローカルコンピューター上に作成できます。 ASP.NET 開発サーバーの詳細については、「ASP.NET Web プロジェクト用の Visual Studio の Web サーバー」を参照してください。

さらに、ビルド確認のためにテスト専用 Web サーバーでテストを実行する場合は、ターゲットの Web サイトは実際の Web パフォーマンステストの範囲外で認識されます。テスト範囲外の Web サーバーを識別することにより、ソースコードで制御されている部分のテストを編集しないようにすることができます。

ヒント

ロードテストのコンテキストパラメーターは、同じ名前の Web パフォーマンステストのコンテキストパラメーターをオーバーライドします。

Web サーバーのコンテキストパラメーターを作成するには

Web パフォーマンステストを開きます。
[Web サーバーのパラメーター化] をクリックします。
[Web サーバーのパラメーター化] ダイアログボックスで、パラメーター化する Web サーバーを選択し、[変更] をクリックします。

[Web サーバーの変更] ダイアログボックスが表示されます。
[Web サーバーの変更] ダイアログボックスで、[コンテキストパラメーター名] に名前を入力します。
[Web サーバーを使用] または [ASP.NET 開発サーバー] のいずれかを選択します。
ASP.NET 開発サーバーを選択した場合は、ローカルコンピューターの Web サイトのパスおよび Web アプリケーションのルートを示す必要があります。

注意

Web サイトのパスは、Test.WebServer1 などの環境変数を使用してパラメーター化できます。たとえば、コマンドラインに「set Test.WebServer1=http://MyProductionServer」と入力します。これにより、MSTest.exe を使用してコマンドラインから Web パフォーマンステストを実行すると、そのテストの実行に Test.WebServer1 環境変数が適用されます。コマンドラインからテストを実行する方法の詳細については、「方法: MSTest を使用してコマンドラインから自動テストを実行する」を参照してください。
[OK] をクリックします。
マップする Web サーバーが複数ある場合は、Web サーバーを選択して手順を繰り返します。 Web サーバーをコンテキストパラメーター名にマップし終えたら、[OK] をクリックします。

コンテキストパラメーターは Web パフォーマンステストに表示されます。コンテキストパラメーター名と Web サーバーの間のマップを確認できます。

注意

ASP.NET 開発サーバーは、自動的に起動し、テストの実行の終了と同時に停止します。