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方法 : デザイナーを使ってデータ ソースに Windows フォーム DataGrid コントロールをバインドする

注意

DataGridView コントロールは、DataGrid コントロールに代わると共に追加の機能を提供します。ただし、DataGrid コントロールは、下位互換性を保つ目的および将来使用する目的で保持されます。 詳細については、「Windows フォームの DataGridView コントロールと DataGrid コントロールの違いについて」を参照してください。

Windows フォームの DataGrid コントロールは、データ ソースの情報を表示するようにデザインされています。 このコントロールは、DataSource プロパティおよび DataMember プロパティを設定してデザイン時にバインドするか、SetDataBinding メソッドを呼び出して実行時にバインドします。 各種データ ソースのデータを表示できますが、最も一般的なソースはデータセットとデータ ビューです。

デザイン時にデータ ソースを利用できる場合、たとえばフォームにデータセットやデータ ビューのインスタンスが含まれる場合などは、デザイン時にグリッドをデータ ソースにバインドできます。 その場合は、データがグリッド上でどのように見えるかをプレビューできます。

実行時にプログラムでグリッドを連結することもできます。 この方法は、実行時に取得した情報に基いてデータ ソースを設定する必要があるときに便利です。 たとえば、表示するテーブルの名前をユーザーが指定できるアプリケーションなどの場合です。 実行時の連結は、データ ソースがデザイン時に存在しない場合にも必要です。 この場合のデータ ソースとしては、配列、コレクション、型指定されていないデータセット、データ リーダーなどが挙げられます。

次の手順では、DataGrid コントロールが含まれているフォームを持つ Windows アプリケーション プロジェクトが必要です。 このプロジェクトの設定の詳細については、「方法: 新しい Windows フォーム アプリケーション プロジェクトを作成する」および「方法 : Windows フォームにコントロールを追加する」を参照してください。 Visual Studio 2005 では、既定で DataGrid コントロールはツールボックスに含まれていません。 コントロールの追加の詳細については、「方法 : [ツールボックス] に項目を追加する」を参照してください。 また、Visual Studio 2005 では、[データ ソース] ウィンドウを使ってデザイン時のデータ バインディングを設定します。 詳細については、「Visual Studio でのデータへのコントロールのバインド」を参照してください。

注意

実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

デザイナーで DataGrid コントロールを単一のテーブルのデータにバインドするには

  1. コントロールの DataSource プロパティに、連結するデータ項目を含むオブジェクトを設定します。

  2. データ ソースがデータセットである場合は、DataMember プロパティに連結するテーブルの名前を設定します。

  3. データ ソースが、データセット テーブルに基づくデータセットまたはデー タビューの場合は、そのデータセットにデータを読み込むためのコードをフォームに追加します。

    実際に使用するコードは、データセットがデータをどこで取得するかに依存します。 データセットにデータベースのデータを直接読み込む場合は、通常はデータ アダプターの Fill メソッドを呼び出します。次のコード例では、DsCategories1 というデータセットにデータを読み込んでいます。

    sqlDataAdapter1.Fill(DsCategories1)
    
    sqlDataAdapter1.Fill(DsCategories1);
    
    sqlDataAdapter1->Fill(dsCategories1);
    
  4. (必要に応じて) 適切なテーブル スタイルと列スタイルをグリッドに追加します。

    テーブル スタイルがなくてもテーブルを表示できますが、その場合は最低限の書式だけが適用され、すべての列が表示されます。

デザイナーで DataGrid コントロールをデータセットの複数のテーブルにデータ連結するには

  1. コントロールの DataSource プロパティに、連結するデータ項目を含むオブジェクトを設定します。

  2. データセットに関連テーブルが含まれる場合 (つまり、リレーションシップ オブジェクトが含まれる場合)、DataMember プロパティに親テーブルの名前を設定します。

  3. データセットにデータを読み込むコードを記述します。

参照

処理手順

方法 : Windows フォーム DataGrid コントロールにテーブルと列を追加する

参照

DataGrid コントロールの概要 (Windows フォーム)

その他の技術情報

DataGrid コントロール (Windows フォーム)

Windows フォームでのデータ バインディング

Visual Studio でのデータへのアクセス