データ ウェアハウスと Analysis Services キューブの管理
更新 : 2010 年 10 月
Team Foundation のウェアハウスおよび SQL Server Analysis Services キューブを管理して、次のようなシナリオに対応できます。
最新ではないか、データが欠落しているレポートの問題を解決する。
ウェアハウスで発生したスキーマの競合を解決した後にウェアハウスまたはキューブを処理する。
ウェアハウスまたはキューブを処理する場合の更新間隔を変更する。
ウェアハウス処理ジョブに関連するアプリケーション層サーバーのイベント ビューアーで発生したエラーをトラブルシューティングする。
Team Foundation のデータ層サーバーの移動、復元、名前の変更、またはフェールオーバーを行った後に、ウェアハウスおよびキューブをビルドし直す。
ウェアハウス コントロール Web サービスを使用して、これらのタスクのうちいくつかを実行します。 このサービスを使用するには、チーム プロジェクト コレクションの [ウェアハウスの管理] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。 このアクセス許可は、チーム エクスプローラー または Team Foundation 管理コンソールで設定できます。 詳細については、「チーム プロジェクト コレクションの管理アクセス許可の設定」を参照してください。
注意
Visual Studio Team Foundation Server の配置のすべてのプロジェクト コレクションで定義されたすべてのチーム プロジェクトのレポート可能なすべてのデータは、1 つのリレーショナル データベース (Tfs_Warehouse) に書き込まれます。 そのウェアハウスのデータは、処理されて、Analysis Services キューブ (Tfs_Analysis) に書き込まれます。 データを 1 つのデータ ウェアハウスに収集することによって、チーム プロジェクトおよびプロジェクト コレクション間のレポート作成がサポートされます。
一般的なタスク
タスク |
関連トピック |
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キューブにアクセスするためのアクセス許可を付与または削除する。 キューブでデータにアクセスする Excel レポートのチーム メンバーによる表示、更新、または作成を可能にするには、チーム メンバーを TFSWarehouseDataReader ロールに追加する必要があります。 特定のチーム プロジェクトのウェアハウス内のデータを表示できるアクセス許可を持つユーザーは、そのプロジェクトのすべてのデータにフル アクセスできます。 |
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必要に応じてデータ ウェアハウスまたはキューブを更新する。 更新されていないか、データが欠落しているレポートの問題を解決するには、データ ウェアハウスを手動で処理することが必要な場合があります。 ウェアハウス コントロール Web サービスを使用すると、必要に応じてデータ ウェアハウスを更新できます。 |
Team Foundation Server で使用するデータ ウェアハウスおよび Analysis Services キューブの手動処理 |
データ ウェアハウスまたはキューブの更新間隔を変更する。 ウェアハウスの既定プロパティは Team Foundation Server のインストール時に設定されますが、要件の変化に応じてこの既定値を後で変更することもできます。 変更が必要になる可能性のあるプロパティとしては、データ ウェアハウス内でデータを更新する頻度、およびデータ ウェアハウスへのユーザー アクセスを制御するセキュリティ設定の 2 つがあります。 |
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スキーマを再作成して、データ ウェアハウス データベースをビルドし直す。 高レベルなレポートにアクセスするには、Team Foundation データ層サーバーの移動、復元、名前の変更、またはフェールオーバーを実行するたびにデータ ウェアハウスをビルドし直す必要があります。 |
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データ ウェアハウスの処理を制御する設定の既定の割り当てを確認する。 データ ウェアハウスの更新には、大量のリソースが必要となる場合があります。 配置の要件に応じて、データ ウェアハウスの処理を制御する設定を微調整できます。 |
関連するタスク
タスク |
関連トピック |
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プロジェクトの追跡の要件をサポートするレポートを定義する。 チーム プロジェクトの作成に使用するプロセス テンプレートによっては、既に複数のレポートが定義されている場合があります。 これらのレポートを追加でカスタマイズすることも、新しいレポートを作成することもできます。 これらのレポートには、作業項目の種類に追加した新しいデータ フィールドも使用できます。 |
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運営ストアからデータ ウェアハウスへのデータ フローを理解する。 Team Foundation レポート ウェアハウスは、リレーショナル データベースと Analysis Services データベースで構成される従来のデータ ウェアハウスです。 |
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SQL Server と Team Foundation Server の関係と依存関係を理解する。 SQL Server、SQL Server Reporting Services、およびこれらが Team Foundation Server とやり取りするしくみを理解しておくと、Team Foundation Server をより簡単に管理できます。 配置で SharePoint 製品 を使用する場合は、SharePoint 製品 と Reporting Services 間の依存関係を管理する必要もあります。 |
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データ ウェアハウスの処理をブロックするエラーを修正する。 レポート可能なフィールドの属性セットがチーム プロジェクト コレクション間で異なる場合に、スキーマの競合が発生します。 スキーマの競合は、更新されたデータがウェアハウスとキューブに移動するのをブロックします。 すべてのスキーマの競合を解消して、処理のブロックを解除し、現在のデータでレポートを更新する必要があります。 |
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新しいフィールドを追加するか、既存のフィールドのレポート属性を変更する。 作業項目フィールドは、作業項目の種類のデータの追跡、クエリのフィルター条件の定義、およびレポートのデザインに使用します。 レポート機能をサポートするには、フィールドの追加または既存のフィールドの属性の変更を実行します。 フィールドを追加または変更するときは、系統的な名前付け規則を適用して、キューブのフォルダーにデータが論理的にグループ化されていることを確認する必要があります。 |
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レポート リソースを追加および管理する。 データ ウェアハウスへフローするデータを有効および無効にするには、チーム プロジェクト コレクションのレポート構成を編集します。 レポート サーバーを配置に追加した後、チーム プロジェクト コレクションとそのコレクション内のプロジェクト用にレポート リソースを構成できます。 |
参照
概念
Visual Studio ALM のレポートの作成、カスタマイズ、および管理
その他の技術情報
Team Foundation におけるデータ ウェアハウスの構成要素
SQL Server および Team Foundation Server
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
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2010 年 10 月 |
ウェアハウス コントロール Web サービスの必要なアクセス許可に関する情報を追加。 |
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