ILoadTestPlugin インターフェイス
ロード テストとロード テストに含まれる各テストの実行時に発生するイベントを、ユーザー記述クラスで処理できるようにするために実装されるインターフェイスを定義します。
名前空間: Microsoft.VisualStudio.TestTools.LoadTesting
アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.QualityTools.LoadTestFramework (Microsoft.VisualStudio.QualityTools.LoadTestFramework.dll 内)
構文
'宣言
Public Interface ILoadTestPlugin
public interface ILoadTestPlugin
public interface class ILoadTestPlugin
type ILoadTestPlugin = interface end
public interface ILoadTestPlugin
ILoadTestPlugin 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。
メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Initialize | ロード テスト プラグインを初期化します。 |
このページのトップへ
解説
これをユーザー記述クラスによって実装すると、エージェントのロード テスト ランタイム エンジンにユーザー記述コードを接続できます。 このプラグインは、ロード テスト エディターで指定します。
ロード テスト プラグインを作成すると、たとえば、しきい値に違反した後、ロード テストの開始前や終了後、テストの反復の開始前や終了後、ロード テストの中断時、テストでのロードの変更時など、ロード テストの実行時のさまざまな時点でコードを実行できます。 ILoadTestPlugin の実装が処理できるイベントは、LoadTestStarting、LoadTestFinished、LoadTestWarmupComplete、TestStarting、TestFinished、TestSelected、ThresholdExceeded、HeartBeat()、および LoadTestAborted です。
ロード テスト プラグインの実装を使用すると、ロード テストの実行時にテストの動作を拡張したり、変更したりできます。 ロード テスト プラグインの用途のいくつかを次の一覧に示します。
監視ツールなどの外部プロセスを、ロード テストの開始直前に起動し、テストの完了時に停止する。
ロード テストの実行時に使用されるユーザー ロードをプログラムで制御できるようにし、ロード テスト エディターで指定されたユーザー ロードをオーバーライドする。
ロード テスト内で実行する個々のテストの選択をプログラムで制御できるようにし、既定のテスト選択アルゴリズムをオーバーライドする。
パフォーマンス カウンターの値によって、ロード テストで定義されたしきい値規則のエラーが発生した場合にロード テストを中断する。
ロード テスト内のテストのすべての反復で共有される変数を保持する。 このために、ロード テスト プラグインは、ロードの下でテストによってアクセスされる静的プロパティとして変数を実装します。 変数は、ロード テスト プラグインの Initialize メソッドで初期化されます。 イベント ハンドラーは、レポートの目的で最終値にアクセスするために使用できる LoadTestFinished イベントに追加されます。
実装時の注意
ロード テストを複数のエージェントで実行するときは、ロード テスト プラグイン クラスをすべてのエージェントでインスタンス化します。 ロード テスト プラグインの操作を 1 つのエージェントでのみ実行する場合は、LoadTestContext オブジェクトの AgentId プロパティをチェックし、AgentId の値が 1 の場合にのみ操作を実行する必要があります。
例
例については、「方法 : ロード テスト プラグインを作成する」を参照してください。