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ロード テストのしきい値規則の概要

しきい値規則とは、ロード テスト中にシステム リソースの使用率を監視する個々のパフォーマンス カウンターに設定される規則です。 カウンター セットの定義には、多数の重要なパフォーマンス カウンターに対する定義済みのしきい値規則が含まれています。 詳細については、「ロード テストでのコンピューターのカウンター セットの指定」を参照してください。

しきい値には警告と重大の 2 種類があります。 しきい値規則に対する違反があった場合は、メッセージによって通知されます。 しきい値違反は、ロード テストの実行を分析するときに確認できます。 詳細については、「ロード テストの実行の分析」を参照してください。

しきい値の規則とレベル

ロード テストのしきい値規則を作成する場合は、次の 2 種類の規則から選択します。

  • [定数の比較]
    パフォーマンス カウンターの値を定数値と比較します。

  • [カウンターの比較]
    パフォーマンス カウンターの値を別のパフォーマンス カウンターの値と比較します。

しきい値規則を作成するときには、規則のレベルも設定します。 レベルには、警告しきい値と重大しきい値があります。 ロード テストの実行を表示すると、警告レベルのしきい値違反は黄色のシンボルで示され、重大レベルのしきい値違反は赤のシンボルで示されます。

"しきい値を超えたときに警告" プロパティ

しきい値規則を構成する場合、目標を達成するためには "しきい値を超えたときに警告" プロパティを設定する必要があります。

しきい値を超えると問題であることを示すには、"しきい値を超えたときに警告" プロパティを True に設定します。 たとえば、% Processor Time に対してしきい値規則が設定されており、この値が 90 を超えたときに警告を受け取るには、規則の種類として [定数の比較] を使用し、[重要なしきい値] を 90 に設定し、[しきい値を超えたときに警告]True に設定します。

しきい値を下回ると問題であることを示すには、"しきい値を超えたときに警告" プロパティを False に設定します。 たとえば、Requests/Sec に対してしきい値規則が設定されており、この値が 50 を下回ったときに警告を受け取るには、規則の種類として [定数の比較] を使用し、[重要なしきい値] を 50 に設定し、[しきい値を超えたときに警告]False に設定します。

参照

処理手順

方法: ロード テスト エディターを使用してしきい値規則を追加する

概念

ロード テスト アナライザーを使用したロード テストのしきい値規則違反の分析

その他の技術情報

ロード テストでのコンピューターのカウンター セットの指定