作業項目の種類に対するフィールドの追加と削除
作業項目の種類に対してデータ フィールドを追加または削除するには、作業項目の種類の定義ファイルを変更します。 FIELDS セクションから FIELD 要素を追加または削除するだけでなく、FORM セクションで定義されたレイアウトとコントロールも追加または削除する必要があります。 作業項目の種類を変更した後、XML ファイルをインポートし、更新された作業項目の種類の使用を開始できます。
重要
作業項目の種類のフィールドは、チーム プロジェクト コレクションで管理されます。 詳細については、「作業項目フィールドの管理 [witadmin]」を参照してください。
このトピックの内容
作業項目の種類の定義ファイルをエクスポートして開く
フィールドの追加
フィールドの削除
作業項目の種類の定義ファイルのインポート
変更が作業項目フォームに表示されていることの検証
必要なアクセス許可
この手順を実行するには、Team Foundation 管理者グループのメンバーであるか、またはプロジェクトのプロジェクト管理者グループのメンバーである必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
作業項目の種類の定義ファイルをエクスポートして開く
作業項目の種類の定義ファイルをエクスポートして開くには
実行するカスタマイズのスコープに基づいて、次のいずれかの手順を実行します。
単一のプロジェクトの作業項目の種類を変更する場合:
witadmin exportwitd を実行して、変更する作業項目の種類の XML ファイルをエクスポートします。 次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えます。
witadmin exportwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /n:typename /f:filename
詳細については、「既存のプロジェクトから作業項目の種類をエクスポートおよびインポートする」を参照してください。
Visual Studio の [ファイル] をクリックし、[開く] をクリックして、[ファイル] をクリックします。
[ファイルを開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
[探す場所] で、ファイルをエクスポートした場所に移動します。
作業項目の種類を変更してプロセス テンプレートをカスタマイズする場合:
プロセス テンプレートをダウンロードした場所を検索します。
更新する作業項目の種類の XML ファイルを選択し、[開く] をクリックします。 改行コードに関する質問が表示されたら、[いいえ] をクリックします。
フィールドの追加
作業項目の種類にフィールドを追加するには
XML ファイルの次のセクションを探します。
<FIELDS>
以下の例の中で強調表示されている次の XML を入力することによって、文字列フィールドを作成します。
<FIELDS> <FIELD name="Issue Level" refname="MyCompany.MyProcess.IssueLevel" type="String" reportable="Dimension"> </FIELD>
注意
参照名、つまり refname は、そのフィールドのプログラミング用の名前です。 他のすべての規則は、この refname を参照します。 詳細については、「作業項目トラッキング オブジェクトの名前付け規則」を参照してください。
作業項目フォームについて説明する XML ファイルのセクションを探します。
<FORM>
<FORM> セクション内の次の行を探します。
<Group Label="Classification"> <Column PercentWidth="100"> <Control Type="WorkItemClassificationControl" FieldName="System.AreaPath" Label="Area" LabelPosition="Left" /> <Control Type="WorkItemClassificationControl" FieldName="System.IterationPath" Label="Iteration" LabelPosition="Left" /> </Column> </Group>
以下の例の中で強調表示されている次の XML を入力することによって、フィールドを表示するコントロールを挿入します。
<Group Label="Classification"> <Column PercentWidth="100"> <Control Type="WorkItemClassificationControl" FieldName="System.AreaPath" Label="Area" LabelPosition="Left" /> <Control Type="WorkItemClassificationControl" FieldName="System.IterationPath" Label="Iteration" LabelPosition="Left" /> <Control Type="FieldControl" FieldName="MyCompany.MyProcess.IssueLevel" Label="Issue Level" LabelPosition="Left" /> </Column> </Group>
[ファイル] メニューの [<ファイル名>.xml の保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
新しい作業項目の種類を単一のプロジェクトにインポートする場合は、「作業項目の種類の定義ファイルのインポート」を参照してください。 作業項目の種類をプロセス テンプレートに追加するには、「プロセス テンプレートへの作業項目の種類定義の追加」を参照してください。
フィールドの削除
作業項目フォームからフィールドを削除するには
作業項目の種類から削除するフィールドの定義を見つけ、削除します。 次の例は、"Issue Level" というフィールドを示しています。 このフィールドを削除するには、以下のフィールド セクションを削除します。
注意
XML ファイルのフィールド セクションには、次に示すコードの要素がすべて含まれているとは限りません。 ただし、作業項目の種類のフィールドをカスタマイズしてこれらの要素を追加した場合は、それらも削除する必要があります。
<FIELDS> . . . <FIELD name="Issue Level" refname="MyCompany.MyProcess.IssueLevel" type="String" reportable="dimension"> <HELPTEXT>Describes the issue level to which this special task belongs.</HELPTEXT> <WHEN field="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" value="Business Analyst"> <ALLOWEDVALUES> <LISTITEM value="Planning" /> <LISTITEM value="Review" /> </ALLOWEDVALUES> </WHEN> <WHENNOT field="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" value="Business Analyst"> <ALLOWEDVALUES> <LISTITEM value="Process Management" /> <LISTITEM value="Planning" /> <LISTITEM value="Execution" /> <LISTITEM value="Review" /> </ALLOWEDVALUES> </WHENNOT> </FIELD> … </FIELDS>
作業項目フィールドのコントロールが定義されている <Layout> セクションを見つけ、該当のセクションを削除してフィールドを削除します。 次の強調表示されているセクションは、探し出す内容の例を示しています。
<Group Label="Classification"> <Column PercentWidth="50"> <Group> <Column PercentWidth="100"> <Control Type="WorkItemClassificationControl" FieldName="System.AreaPath" Label="Area" LabelPosition="Left" /> <Control Type="WorkItemClassificationControl" FieldName="System.IterationPath" Label="Iteration" LabelPosition="Left" /> </Column> </Group> </Column> <Column PercentWidth="50"> <Group> <Column PercentWidth="100"> <Control Type="FieldControl" FieldName="MyCompany.MyProcess.IssueLevel" Label="IssueLevel" LabelPosition="Left" /> </Column> </Group> </Column> </Group>
[ファイル] メニューの [<ファイル名> の保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
作業項目の種類の定義ファイルのインポート
作業項目の種類の定義ファイルをインポートするには
witadmin importwitd を実行して、変更した作業項目の種類の XML ファイルをインポートします。 次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えます。
witadmin importwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /n:typename /f:filename
詳細については、「既存のプロジェクトから作業項目の種類をエクスポートおよびインポートする」を参照してください。
変更が作業項目フォームに表示されていることの検証
1 つのプロジェクトにインポートされた変更を検証するには
チーム エクスプローラーで、変更した作業項目の種類の定義を含むチーム プロジェクトのノードを右クリックし、[最新の情報に更新] をクリックします。
先ほどインポートした変更を含む、最新の更新情報がサーバーからダウンロードされます。 [作業項目] ノードが最新の情報に更新されるまで数秒待ちます。 読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、変更した作業項目の種類をクリックすることにより、その作業項目の種類を使用する作業項目を作成します。
作業項目は、変更した作業項目の種類から作成されます。
変更が作業項目フォームに表示されていることを検証します。
[閉じる] をクリックして、新しい作業項目を閉じます。 作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。