CEdit::SetRect
指定された座標を使って四角形の寸法を設定します。
void SetRect(
LPCRECT lpRect
);
パラメーター
- lpRect
書式指定用の四角形の新しい寸法を指定した RECT 構造体または CRect オブジェクトへのポインター。
解説
この関数は、複数行のエディット コントロールでだけ処理されます。
複数行のエディット コントロールの書式指定用の四角形を設定するには SetRect 関数を使います。 書式指定用の四角形とは、テキストに外接する四角形です。書式指定用の四角形のサイズは、エディット コントロール ウィンドウのサイズに関係なく指定できます。 エディット コントロールが最初に作成されたときは、書式指定用の四角形はエディット コントロール ウィンドウのクライアント領域と同じです。 アプリケーションは SetRect メンバー関数を使って、この書式指定用の四角形をエディット コントロールよりも大きくすることも小さくすることもできます。
エディット コントロールにスクロール バーがない場合、書式指定用の四角形がウィンドウよりも大きくなると、テキストはラップされずにクリップされます。 エディット コントロールが境界を含んでいるときは、書式指定用の四角形は境界のサイズまで縮小されます。 GetRect メンバー関数から返される四角形を調整するときは、SetRect に四角形を渡す前に境界のサイズを解除しておく必要があります。
SetRect が呼び出されたときは、エディット コントロールのテキストは再フォーマットされ、再描画されます。
詳細については、Windows SDK の「EM_SETRECT」を参照してください。
使用例
// Flag indicating whether to redraw the edit control.
bool fRedraw = TRUE;
CRect r;
m_myEdit.GetRect(&r);
// Reduce the formatting rect of the edit control by
// 10 pixels on each side.
if ((r.Width() > 20) && (r.Height() > 20))
{
r.DeflateRect(10, 10);
if (fRedraw)
m_myEdit.SetRect(&r);
else
m_myEdit.SetRectNP(&r);
}
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h