テーブルのリレーションシップ (Visual Database Tools)
データベース ダイアグラムでテーブル間のリレーションシップを作成し、あるテーブルの列と別のテーブルの列がどのようにリンクしているかを示すことができます。
リレーショナル データベースでは、リレーションシップを使うことで、冗長データの発生を防ぐことができます。 たとえば、書籍についての情報を追跡するデータベースをデザインする場合に、個々の本について書名、発行日、出版社などの情報を格納する titles という名前のテーブルを作成するとします。 出版社については、電話番号、住所、郵便番号などの情報も記録する必要があると考えるかもしれません。 このような情報をすべて titles テーブルに格納すると、出版社の電話番号は、その出版社が発行した書名ごとに重複することになります。
この問題を解決するには、publishers というテーブルを別に作成し、出版社の情報はこのテーブルに 1 回だけ格納します。 そして、出版社のテーブルのエントリを参照するポインターを titles テーブルに設定します。
titles テーブルと publishers テーブルの間に参照整合性を適用することで、データを確実に同期させることができます。 参照整合性のリレーションシップは、あるテーブルの情報とほかのテーブルの情報が一致していることを保証するのに役立ちます。 たとえば、titles テーブルの各書名は、publishers テーブルの特定の出版社と関係付けられている必要があります。 データベースに存在しない出版社で、書名をデータベースに追加することはできません。
リレーションシップの詳細については、次のトピックを参照してください。