インターフェイスのインデクサー (C# プログラミング ガイド)
インターフェイス (C# リファレンス) に対してインデクサーを宣言できます。 インターフェイス インデクサーのアクセサーは、クラスのインデクサーと次の点が異なります。
インターフェイスのアクセサーは修飾子を使用しません。
インターフェイスのアクセサーには本体がありません。
したがって、アクセサーの目的は、インデクサーが読み取り/書き込み、読み取り専用、または書き込み専用のいずれであるかを示すことです。
次に示すのは、インターフェイス インデクサーのアクセサーの例です。
public interface ISomeInterface
{
//...
// Indexer declaration:
string this[int index]
{
get;
set;
}
}
インデクサーのシグネチャは、同じインターフェイスで宣言されている他のすべてのインデクサーのシグネチャとは異なるシグネチャである必要があります。
使用例
次の例は、インターフェイスのインデクサーの実装方法を示しています。
// Indexer on an interface:
public interface ISomeInterface
{
// Indexer declaration:
int this[int index]
{
get;
set;
}
}
// Implementing the interface.
class IndexerClass : ISomeInterface
{
private int[] arr = new int[100];
public int this[int index] // indexer declaration
{
get
{
// The arr object will throw IndexOutOfRange exception.
return arr[index];
}
set
{
arr[index] = value;
}
}
}
class MainClass
{
static void Main()
{
IndexerClass test = new IndexerClass();
System.Random rand = new System.Random();
// Call the indexer to initialize its elements.
for (int i = 0; i < 10; i++)
{
test[i] = rand.Next();
}
for (int i = 0; i < 10; i++)
{
System.Console.WriteLine("Element #{0} = {1}", i, test[i]);
}
// Keep the console window open in debug mode.
System.Console.WriteLine("Press any key to exit.");
System.Console.ReadKey();
}
}
/* Sample output:
Element #0 = 360877544
Element #1 = 327058047
Element #2 = 1913480832
Element #3 = 1519039937
Element #4 = 601472233
Element #5 = 323352310
Element #6 = 1422639981
Element #7 = 1797892494
Element #8 = 875761049
Element #9 = 393083859
*/
前の例では、インターフェイス メンバーの完全限定名を使うことで、明示的なインターフェイス メンバーの実装を使用できます。 次に例を示します。
public string ISomeInterface.this
{
}
ただし、完全限定名は、同じインデクサー シグネチャを持つ複数のインターフェイスがクラスで実装されている場合に、あいまいさを避けるためだけに必要です。 たとえば、 Employee クラスが 2 つのインターフェイス ICitizen と IEmployee を実装し、両方のインターフェイスに同じインデクサー シグネチャがある場合は、明示的なインターフェイス メンバーの実装が必要になります。 つまり、次のインデクサー宣言では、IEmployee インターフェイスのインデクサーが実装されます。
public string IEmployee.this
{
}
一方、次の宣言では ICitizen インターフェイスのインデクサーが実装されます。
public string ICitizen.this
{
}