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リッチ エディット コントロールでの現在の選択項目

ユーザーは、マウスまたはキーボードを使用してリッチ エディット コントロール (CRichEditCtrl) 内のテキストを選択できます。 現在の選択項目とは、選択した文字の範囲のことです。文字が選択されていない場合は、カーソル位置になります。 アプリケーションでは、現在の選択項目について、情報の取得、選択の設定、変更日時の検出、および強調表示の設定と解除ができます。

リッチ エディット コントロール内の現在の選択項目を判断するには、GetSel メンバー関数を使用します。 現在の選択項目を設定するには、SetSel メンバー関数を使用します。 これらのメンバー関数と共に CHARRANGE 構造体を使用し、文字の範囲を指定します。 現在の選択項目の内容に関する情報を取得するには、GetSelectionType メンバー関数を使用します。

既定では、リッチ エディット コントロールは、選択項目がフォーカスを受け取るとそれを強調表示し、フォーカスを失うとその強調表示を解除します。 HideSelection メンバー関数を使用すると、いつでも選択項目の強調表示またはその解除ができます。 たとえば、アプリケーションに検索ダイアログ ボックスを用意して、リッチ エディット コントロール内のテキストを検索する場合などに使用できます。 ダイアログ ボックスを閉じずに一致するアプリケーションの場合は、HideSelection を使用して選択項目を強調表示する必要があります。

リッチ エディット コントロール内で選択されているテキストを取得するには、GetSelText メンバー関数を使用します。 テキストは指定した文字配列にコピーされます。 文字配列のサイズは、選択したテキストと末尾の Null 文字を保持するのに十分な大きさにします。

FindText メンバー関数を使用すると、リッチ エディット コントロール内で文字列を検索できます。この関数と共に使用する FINDTEXTEX 構造体では、検索するテキストの範囲と検索対象となる文字列を指定します。 また、検索で大文字と小文字を区別するかどうか、などのオプションを指定することもできます。

参照

参照

CRichEditCtrl の使い方

概念

コントロール (MFC)