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Throw ステートメント (Visual Basic)

プロシージャ内で例外をスローします。

Throw [ expression ]

指定項目

  • expression
    スローする例外に関する情報を指定します。 Catch ステートメント内では省略可能です。それ以外の場合は必須です。

解説

Throw ステートメントは、構造化例外処理コード (Try...Catch...Finally) または構造化しない例外処理コード (On Error GoTo) で処理できる例外をスローします。 Visual Basic では、適切な例外処理コードが見つかるまで呼び出し履歴をさかのぼるため、Throw ステートメントを使ってコード内のエラーをトラップできます。

式を持たない Throw ステートメントを使用できるのは、Catch ステートメント内だけです。この場合、このステートメントは、Catch ステートメントによって現在処理されている例外を再スローします。

Throw ステートメントでは、expression 例外の呼び出し履歴がリセットされます。 expression が指定されていない場合、呼び出し履歴は変更されません。 例外の呼び出し履歴には、StackTrace プロパティを介してアクセスできます。

使用例

Throw ステートメントを使用して例外をスローするコードを次に示します。

' Throws a new exception.
Throw New System.Exception("An exception has occurred.")

必要条件

名前空間: Microsoft.VisualBasic

モジュール: Interaction

アセンブリ: Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll 内)

参照

処理手順

方法: 例外の内部例外をチェックする (Visual Basic)

参照

Try...Catch...Finally ステートメント (Visual Basic)

On Error ステートメント (Visual Basic)

概念

Visual Basic の構造化例外処理の概要

非構造化例外処理の概要 (Visual Basic)