SerialNumberTemplate プロパティ
ターゲット コンピューターにアプリケーションをインストールするときに、[ユーザー情報] ダイアログ ボックスで入力されたシリアル番号の検査に使用するテンプレートを指定します。
SerialNumberTemplate プロパティでは、ダイアログ ボックスでのテキスト ボックスの表示形式を指定します。さらに、シリアル番号の形式だけを検査するか、Windows インストーラーのアルゴリズムに従って検査するかどうかも指定します。
たとえば、SerialNumberTemplate プロパティに "<### - %%%%>" を設定すると、テキスト ボックスが 2 つ作成され、ボックスの間にはスペースに囲まれたダッシュが表示されます。 最初のボックス (###) の検査では、単にユーザーが 3 つの数字を入力したかどうかを検査します。 2 番目のボックス (%%%%) は、数字を加算し、その合計を 7 で割るアルゴリズムで検査します。 剰余が 0 の場合、検査は成功します。それ以外の場合は失敗します。
[ユーザー情報] ダイアログ ボックスでは、編集可能文字はテキスト ボックス内のプレースホルダーとして表示され、それ以外の文字はテキスト ボックス間にラベルとして表示されます。
注意
編集可能文字を変更するたびに、テキスト ボックスが作成されます。たとえば、「#? %」と入力すると、1 文字を入力できるテキスト ボックスが 3 つ作成されます。
設定
SerialNumberTemplate プロパティで有効な編集可能文字は、次のとおりです。
文字 |
説明 |
---|---|
# |
検査アルゴリズムに含まれない数字の入力を必要とします。 |
% |
検査アルゴリズムに含まれる数字の入力を必要とします。 |
? |
検査アルゴリズムに含まれない英数字の入力を必要とします。 |
^ |
大文字または小文字を必要とします。 ここでは数字は検証されません。 |
< |
この文字の左にある文字は、ダイアログ ボックスに表示されません。 |
> |
この文字の右にある文字は、ダイアログ ボックスに表示されません。 < 文字を使用する場合、終端記号としてこの文字が必要です。 |
上記以外の文字は、リテラル定数として扱われます。
解説
ShowSerialNumber プロパティを true に設定すると、ユーザーが次のインストール手順に移る前に、シリアル番号が SerialNumberTemplate プロパティで指定されたテンプレートに合っているかどうかが検査されます。 ShowSerialNumber プロパティを False に設定した場合、SerialNumberTemplate プロパティは無効です。