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_rmdir、_wrmdir

ディレクトリを削除します。

int _rmdir(
   const char *dirname 
);
int _wrmdir(
   const wchar_t *dirname 
);

パラメーター

  • dirname
    削除するディレクトリのパス。

戻り値

ディレクトリが正常に削除されると 0 を返します。 エラーが発生した場合は -1 を返し、変数 errno に次のいずれかの値を設定します。

  • ENOTEMPTY
    指定されたパスがディレクトリではないか、ディレクトリが空ではないか、現在の作業ディレクトリまたはルート ディレクトリです。

  • ENOENT
    パスが無効です。

  • EACCES
    プログラムでディレクトリへのハンドルを開いています。

リターン コードの詳細については、「_doserrno、errno、_sys_errlist、および _sys_nerr」を参照してください。

解説

_rmdir 関数は、dirname で指定したディレクトリを削除します。 削除するディレクトリは空のディレクトリだけです。また、現在の作業ディレクトリやルート ディレクトリは削除できません。

_wrmdir 関数は、_rmdir 関数のワイド文字バージョンです。_wrmdir 関数の引数 dirname は、ワイド文字列です。 それ以外では、_wrmdir_rmdir の動作は同じです。

汎用テキスト ルーチンのマップ

Tchar.h のルーチン

_UNICODE および _MBCS が未定義の場合

_MBCS が定義されている場合

_UNICODE が定義されている場合

_trmdir

_rmdir

_rmdir

_wrmdir

必要条件

ルーチン

必須ヘッダー

_rmdir

<direct.h>

_wrmdir

<direct.h> または <wchar.h>

互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。

ライブラリ

C ランタイム ライブラリのすべてのバージョン。

使用例

_mkdir」の例を参照してください。

同等の .NET Framework 関数

System::IO::Directory::Delete

参照

参照

ディレクトリ制御

_chdir、_wchdir

_mkdir、_wmkdir