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方法: 型が不明なデータを変数に保持する (Visual Basic)

変数を Object データ型で宣言すると、その変数はデータへのポインターを保持します。

オブジェクト型 (Object) の変数は、任意のデータ型の値へのポインターを保持できます。 これには、Integer、Boolean、および構造体のインスタンスなどの値型と、String、Form、配列インスタンスなどのクラスから作成されたオブジェクトのインスタンスである参照型の両方が含まれます。

パフォーマンス Object データ型の利点は、任意のデータ型のデータを指せることです。 欠点は、実行に時間を必要とする追加の演算が行われるためアプリケーションの動作が遅くなることです。 値型に対して Object 変数を使用する場合は、ボックス化およびボックス化解除が必要です。 参照型に対して使用する場合は、遅延バインディングが必要です。

変数に状況に応じてさまざまなデータ型を保持する必要がある場合や、変数に保持する (複数の) データ型がコンパイル時にわからない場合には、Object データ型を使用する必要があります。

型が不明のデータを変数に保持するには

  1. 変数を Dim ステートメント (Visual Basic) で宣言します。

  2. 変数名の後に As 句を指定します。

  3. As キーワードの後に Object キーワードを指定します。

参照

参照

データ型の概要 (Visual Basic)

単精度浮動小数点型 (Single) (Visual Basic)

オブジェクト型 (Object)

概念

Visual Basic におけるデータ型

型文字 (Visual Basic)

データ型の実装 (Visual Basic)

その他の技術情報

基本データ型 (Visual Basic)