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方法 : MDI 子フォームを配置する

通常、アプリケーションには、[並べて表示]、[重ねて表示]、[整列] など、開いている MDI 子フォームを並べ替えるメニュー コマンドがあります。 MdiLayout 列挙値に LayoutMdi メソッドを使用することで、MDI 親フォーム内で子フォームを再配置できます。

LayoutMdi メソッドは、MdiLayout の 4 つの異なる列挙値のうちの 1 つを使用できます。 列挙値の値に応じて、子フォームが重ねて表示されたり、水平方向または垂直方向に並べて表示されたり、MDI フォームの下部に子フォームのアイコンとして配置されたりします。

通常、これらのメソッドは、メニュー項目の Click イベントによって呼び出されるイベント ハンドラーとして使用されます。 したがって、[ウィンドウを重ねて表示] メニュー項目を選択すると、MDI 子ウィンドウで指定どおりの処理が行われます。

子フォームを並べ替えるには

  • メソッド内で LayoutMdi メソッドを使用して、MDI 親フォームに MdiLayout 列挙値を設定します。 MDI 親フォーム (Form1) の子ウィンドウに対して MdiLayout 列挙値の Cascade 設定を使用する例を次に示します。 列挙値は、[ウィンドウを重ねて表示] メニュー項目の Click イベントに対するイベント ハンドラーのコードで使用されます。

    Protected Sub CascadeWindows_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs)
       Me.LayoutMdi(System.Windows.Forms.MdiLayout.Cascade)
    End Sub
    
    protected void CascadeWindows_Click(object sender, System.EventArgs e){
       this.LayoutMdi(System.Windows.Forms.MdiLayout.Cascade);
    }
    

    注意

    LayoutMdi メソッドに渡す MdiLayout 列挙値を変更することによっても、ウィンドウを並べて表示したり、アイコンとして配置したりする機能を設定できます。

    (Visual C#) フォームのコンストラクターに次のコードを挿入してイベント ハンドラーを登録します。

    this.button1.Click += new System.EventHandler(this.button1_Click);
    

参照

処理手順

方法 : MDI 親フォームを作成する

方法 : MDI 子フォームを作成する

方法 : アクティブな MDI 子フォームを特定する

方法 : アクティブな MDI 子フォームにデータを送信する

その他の技術情報

マルチ ドキュメント インターフェイス (MDI) アプリケーション