CRT デバッグ ライブラリの使用方法
このトピックの内容は、次の製品に該当します。
エディション |
Visual Basic |
C# |
F# |
C++ |
Web Developer |
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Express |
ネイティブのみ |
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Pro、Premium、Ultimate |
ネイティブのみ |
C ランタイム ライブラリには、広範なデバッグ支援機能が用意されています。 CRT デバッグ ライブラリを使用するには、/DEBUG を指定してリンクし、/MDd、/MTd、または /LDd を指定してコンパイルする必要があります。
解説
CRT のデバッグに使用する主な定義とマクロは、CRTDBG.h ヘッダー ファイルに記述されています。
CRT デバッグ ライブラリの関数は、デバッグ情報 (/Z7、/Zd、/Zi、/ZI オプションで指定) を含んだ状態で、最適化されずにコンパイルされています。 渡されるパラメーターを検証するためのアサート ステートメントを含む関数もあり、これらの関数のソース コードは公開されています。 このソース コードを利用すると、CRT 関数をステップ実行して、その関数が正常に動作しているかを確認したり、パラメーターやメモリ状態が不正でないかどうかを検証したりできます。 一部の CRT 技術については権利が保有されており、例外処理、浮動小数点数、その他いくつかのルーチンのソース コードは公開されていません。
Visual C++ をインストールするときに、C ランタイム ライブラリのソース コードをハード ディスクにインストールするかどうかを選択できます。 ソース コードをインストールしない場合は、CRT 関数をステップ実行するときに CD-ROM が必要になります。
使用できる各種ランタイム ライブラリの詳細については、「C ランタイム ライブラリ」を参照してください。