AtlSetSacl
指定されたオブジェクトのシステム アクセス制御リスト (SACL: System Access Control List) の情報を設定します。
inline bool AtlSetSacl(
HANDLE hObject,
SE_OBJECT_TYPE ObjectType,
const CSacl& rSacl,
DWORD dwInheritanceFlowControl = 0,
bool bRequestNeededPrivileges = true
) throw(...);
パラメーター
hObject
セキュリティ情報を設定するオブジェクトへのハンドル。ObjectType
hObject パラメーターによって識別されるオブジェクトの型を示す SE_OBJECT_TYPE 列挙型からの値。rSacl
新しいセキュリティ情報を含む SACL。dwInheritanceFlowControl
継承フロー制御。 この値には 0 (既定値)、PROTECTED_SACL_SECURITY_INFORMATION、または UNPROTECTED_SACL_SECURITY_INFORMATION を指定できます。bRequestNeededPrivileges
true を指定した場合、この関数は SE_SECURITY_NAME 権限を有効にし、操作の完了時に元に戻します。
戻り値
正常に終了した場合は true を返します。それ以外の場合は false を返します。
解説
デバッグ ビルドでは、hObject の値が無効であるか、または dwInheritanceFlowControl が 3 つの許可値のうちのいずれの値でもない場合は、アサーション エラーが発生します。
AtlSetSacl を多数の異なるオブジェクトで何度も呼び出す場合は、bRequestNeededPrivileges を false に設定し、この関数を呼び出す前に SE_SECURITY_NAME 権限を有効にした方がより効率的です。
必要条件
**ヘッダー:**atlsecurity.h