ウィンドウの種類
統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) には、ツール ウィンドウとドキュメント ウィンドウという 2 種類の基本ウィンドウがあります。 これら 2 種類のウィンドウの動作は少し異なります。
ツール ウィンドウ
ツール ウィンドウは、[表示] メニューに名前が一覧表示され、現在のアプリケーションとアプリケーションのアドインによって定義されます。
IDE では、ツール ウィンドウを次のように構成できます。
自動的に表示または非表示にする。
ほかのツール ウィンドウにタブでリンクする。
IDE の端にドッキングさせる。
フローティング ウィンドウにする。
ほかのディスプレイに表示する。
特定のツール ウィンドウを同時に複数表示することもできます。 たとえば、複数の Web ブラウザー ウィンドウを表示できます。 [ウィンドウ] メニューの [新規ウィンドウ] をクリックすると、新しいツール ウィンドウを作成できます。 ドッキングされたツール ウィンドウ グループに対する、[閉じる] ボタンと [自動的に隠す] ボタンの動作を決定することもできます。
ドキュメント ウィンドウ
ドキュメント ウィンドウは、ファイルやその他のアイテムを開いたり作成したりするときに動的に作成されます。 [ウィンドウ] メニューには、開いているドキュメント ウィンドウの名前が、最前面に表示されているウィンドウを先頭に Z オーダーで一覧表示されます。
ドキュメント ウィンドウは、並べて表示できます。[ウィンドウ] メニューの [並べて表示] オプションを使用するか、編集フレームの中央に表示されるガイド用のひし形の中の矢印の上にウィンドウをドラッグします。
また、ドキュメント ウィンドウは、ツール ウィンドウと同じ方法によって、IDE 上、IDE の外、および他のモニター上でフローティング状態にできます。 ウィンドウのタイトル バーをダブルクリックすると、最後にタブが付けられていた状態またはドッキングしていた状態に戻ります。
タブ グループ
タブ グループを使用すると、IDE で 2 つ以上のドキュメントを開いて作業するとき、限られたワークスペースを効率的に管理できるようになります。 複数のドキュメント ウィンドウとツール ウィンドウを縦または横のタブ グループに整理し、1 つのタブ グループから別のタブ グループへと、簡単にドキュメントを切り替えることができます。
注意
タブ付きドキュメントは、そのタブの部分をつかんで、IDE の中でドラッグできます。
ウィンドウを並べて表示/重ねて表示
ウィンドウは、並べて表示することも重ねて表示することもできます。[ウィンドウ] メニューの [並べて表示] オプションを使用するか、編集フレームの中央に表示されるガイド用のひし形の中の矢印の上にウィンドウをドラッグします。
ウィンドウの分割
1 つのドキュメントで 2 つの部分を同時に表示または編集する必要があるときは、ウィンドウを分割できます。 ドキュメントを 2 つの独立したスクロール ウィンドウに分割するには、[ウィンドウ] メニューの [分割] をクリックします。 分割をやめるには、[ウィンドウ] メニューの [分割の解除] をクリックします。
ウィンドウにヘルプ トピックを表示する
ヘルプ トピックは、内部または外部に表示できます。 これらのオプションは、[ヘルプ] の [環境] の下にある [オプション] ダイアログ ボックスで使用できます。
注意
これらの設定に対する変更を有効にするには、IDE を再起動する必要があります。
既定では、ヘルプは、外部プログラム内のヘルプ トピックを表示します。 ヘルプ ツール ウィンドウは、フローティングやドッキングが可能なウィンドウであり、IDE の他のツール ウィンドウと同様に、開いたままに設定したり、使用していないときに自動的に非表示にしたりできます。