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CWnd::OnTCard

ユーザーが記述可能なボタンをクリックしたとき、フレームワークからこのメンバー関数が呼び出されます。

afx_msg void OnTCard(
   UINT idAction,
   DWORD dwActionData 
);

パラメーター

  • idAction
    ユーザーが行った動作を示します。 このパラメーターは、次のいずれかの値になります。

    • IDABORT    記述可能な [失敗] ボタンをクリックしました。

    • IDCANCEL    記述可能な [キャンセル] ボタンをクリックしました。

    • IDCLOSE    トレーニング カードをクローズしました。

    • IDHELP    記述可能な Windows の [ヘルプ] ボタンをクリックしました。

    • IDIGNORE    記述可能な [無視] ボタンをクリックしました。

    • IDOK    記述可能な [OK] ボタンをクリックしました。

    • IDNO    記述可能な [いいえ] ボタンをクリックしました。

    • IDRETRY    記述可能な [再試行] ボタンをクリックしました。

    • HELP_TCARD_DATA    記述可能なボタンをクリックしました。 dwActionData パラメーターは、ヘルプの作成者により指定された long 型の整数を持ちます。

    • HELP_TCARD_NEXT    記述可能な [次に] ボタンをクリックしました。

    • HELP_TCARD_OTHER_CALLER    ほかのアプリケーションがトレーニング カードを要求しました。

    • IDYES    記述可能な [はい] ボタンをクリックしました。

  • dwActionData
    パラメーター idAction の値が HELP_TCARD_DATA を示している場合、このパラメーターは、ヘルプの作成者が指定した long 型の整数です。 それ以外の場合は、このパラメーターの値は 0 になります。

解説

この関数は、アプリケーションが Windows ヘルプでトレーニング カードを初期化したときにのみ呼び出されます。 アプリケーションは、WinHelp 関数の呼び出しで、HELP_TCARD コマンドを指定することにより、トレーニング カードを起動できます。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CWnd クラス

階層図

WinHelp

CWinApp::WinHelp

概念

CWnd のメンバー