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OLE DB プロバイダーの作成

OLE DB プロバイダーを作成する方法として、ウィザードで ATL COM プロジェクトとプロバイダーを作成し、OLE DB テンプレートを使用してそのファイルを変更する方法をお勧めします。 プロバイダーをカスタマイズするときに、不要なプロパティをコメント アウトし、省略可能なインターフェイスを追加できます。

基本的な手順は次のとおりです。

  1. ATL プロジェクト ウィザードを使用して基本のプロジェクト ファイルを作成し、ATL OLE DB プロバイダー ウィザードを使用してプロバイダーを作成します。[クラスの追加] の [Visual C++] フォルダーの [ATL OLE DB プロバイダー] を選択します。

  2. CMyProviderRS.h で Execute メソッドのコードを変更します。 例については、「OLE DB プロバイダーへの文字列の読み込み」を参照してください。

  3. MyProviderDS.h、MyProviderSess.h、および MyProviderRS.h の各プロパティ マップを編集します。 ウィザードは、プロバイダーが実装する可能性のあるすべてのプロパティを含むプロパティ マップを作成します。 すべてのプロパティ マップを調べ、プロバイダーがサポートする必要のないプロパティを削除またはコメント アウトします。

  4. MyProviderRS.h にある PROVIDER_COLUMN_MAP を更新します。 例については、「OLE DB プロバイダーへの文字列の格納」を参照してください。

  5. プロバイダーをテストする準備ができたら、プロバイダー列挙でプロバイダーを検索することによってテストできます。 列挙でプロバイダーを検索するテスト コードの例については、CATDB サンプルと DBVIEWER サンプル、または「単純なコンシューマーの実装」の例を参照してください。

  6. 必要に応じてインターフェイスを追加します。 例については、「単純な読み取り専用プロバイダーの機能の拡張」を参照してください。

    注意

    既定では、OLE DB レベル 0 に準拠したコードが生成されます。 アプリケーションが必ずレベル 0 に準拠するようにする場合には、ウィザードが生成したインターフェイスをコードから削除しないでください。

参照

処理手順

CatDB サンプル:データ ソース スキーマ ブラウザ

DBViewer サンプル:データベースのブラウザ