_onexit、_onexit_m
終了時に呼び出すルーチンを登録します。
_onexit_t _onexit(
_onexit_t function
);
_onexit_t_m _onexit_m(
_onexit_t_m function
);
パラメーター
- function
終了時に呼び出す関数へのポインター。
戻り値
正常に終了した場合、_onexit は関数へのポインターを返します。関数ポインターを格納する領域がない場合は NULL を返します。
解説
_onexit 関数には、プログラムの正常終了時に呼び出す関数 (function) のアドレスが渡されます。 _onexit を連続して呼び出すと、後入れ先出し (LIFO: last-in-first-out) の順で実行される関数が登録されます。 _onexit に渡される関数はパラメーターを取ることができません。
_onexit を DLL の内部から呼び出す場合は、DLL_PROCESS_DETACH で DllMain を呼び出した後に、_onexit に登録されたルーチンが DLL のアンロード処理時に実行されます。
_onexit は、Microsoft の拡張機能です。 ANSI 仕様による移植性が必要な場合は、atexit を使用します。 関数の _onexit_m バージョンは、混合モードで使用します。
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
---|---|
_onexit |
<stdlib.h> |
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
使用例
// crt_onexit.c
#include <stdlib.h>
#include <stdio.h>
/* Prototypes */
int fn1(void), fn2(void), fn3(void), fn4 (void);
int main( void )
{
_onexit( fn1 );
_onexit( fn2 );
_onexit( fn3 );
_onexit( fn4 );
printf( "This is executed first.\n" );
}
int fn1()
{
printf( "next.\n" );
return 0;
}
int fn2()
{
printf( "executed " );
return 0;
}
int fn3()
{
printf( "is " );
return 0;
}
int fn4()
{
printf( "This " );
return 0;
}
出力
This is executed first.
This is executed next.
同等の .NET Framework 関数
System::Diagnostics::Process::Exited