方法: 特定の C/C++ の警告についてコード分析を有効または無効にする
警告の状態を管理するには、コード分析のすべての警告を別個のヘッダー ファイルに列挙します。 このヘッダー ファイルをソース ファイルにインクルードします。 ヘッダー ファイルの設定は、warning プラグマを使用することでオーバーライドできます。
コード分析の警告を有効または無効にするには
次のコードに示すように、コード分析のすべての警告とそれらの初期状態を列挙したヘッダー ファイルを作成します。
// WarningState.h #pragma warning ( default : 6001 ) #pragma warning ( disable : 6011 ) // more warnings here // end of file
WarningState.h をアプリケーションのヘッダー ファイルにインクルードします。 この場合、MyApplication.h がヘッダー ファイルを表します。
// MyApplication.h file #include "WarningState.h" // ... // end of file
MyApplication.h ファイルをソース コード ファイルにインクルードします。 この場合、MyApplication.cpp がソース ファイルを表します。
// MyApplication.cpp file #include "MyApplication.h"
警告の状態を変更するには、次のコードに示すように、pragma warning 指定子を .cpp ファイルに使用します。
// MyApplication.cpp file #include "MyApplication.h" #pragma warning ( disable: 6001 ) #pragma warning ( default : 6001 )
コード分析のすべての警告を無効にする
プロジェクトには、サードパーティのソース コードなど、コード分析の警告を表示する必要のないファイルが含まれていることがあります。 次のコード例は、インクルードされたサードパーティのファイルについてコード分析のすべての警告を無効にします。
インクルードされたサードパーティのファイルに対してすべてのコード分析の警告を無効にするには
ヘッダー ファイルに次のコードを追加します。
#include <codeanalysis\warnings.h> #pragma warning( push ) #pragma warning ( disable : ALL_CODE_ANALYSIS_WARNINGS ) #include <third-party include files here> #pragma warning( pop )