次の方法で共有


インポートのバインド

リンカーの既定の動作では、遅延読み込み DLL に対してバインド可能なインポート アドレス テーブル (IAT: Import Address Table) が作成されます。DLL をバインドすると、ヘルパー関数は、参照先の各インポートに対して GetProcAddress を呼び出さずに、バインドされた情報を使用します。タイムスタンプまたは設定アドレスが、読み込まれた DLL と一致しない場合、ヘルパー関数はバインドされた IAT が最新でないと見なし、バインドされた IAT がないものとして処理を続けます。

DLL の遅延読み込みされたインポートをバインドしない場合は、リンカーのコマンド ラインで /delay:nobind を指定すると、バインドされた IAT が生成されず、イメージ ファイルの容量が消費されることもありません。

参照

概念

リンカーによる DLL の遅延読み込み