次の方法で共有


CDC::SetViewportOrg

デバイス コンテキストのビューポートの原点を設定します。

virtual CPoint SetViewportOrg(
   int x,
   int y 
);
CPoint SetViewportOrg(
   POINT point 
);

パラメーター

  • x
    ビューポートの原点の x 座標 (デバイス単位で) 指定します。デバイス座標値は座標系の範囲内である必要があります。

  • y
    ビューポートの原点の y 座標 (デバイス単位で) 指定します。デバイス座標値は座標系の範囲内である必要があります。

  • point
    ビューポートの原点を指定します。デバイス座標値は座標系の範囲内である必要があります。このパラメーターの [ポイント] の構造や CPoint のオブジェクトを渡すこともできます。

戻り値

CPoint のオブジェクトとしてビューポートの原点 (前のデバイス座標)。

解説

ビューポートは、デバイス コンテキストのウィンドウと同様に、GDI が、機器の座標系の点への論理座標系の点をどのようにマップするかを定義します。つまり、GDI がデバイス座標に論理座標がどのように変換されるかを定義します。

ビューポートの原点は GDI がウィンドウの原点をマップするデバイス座標、座標系 SetWindowOrg のメンバー関数によって指定される論理座標系のポイントの位置を示します。GDI はビューポートの原点にウィンドウの原点をマップするために必要な、同じプロセスに従ってそのほかのポイントをすべてマップします。たとえば、ウィンドウの原点の点を中心に円形のすべての点はビューポートの原点にポイントを中心に円にあります。同様に、ウィンドウの原点を結ぶ線のすべての点はビューポートの原点で渡す行にあります。

使用例

CView::OnPrepareDCの例を参照してください。

必要条件

ヘッダー: afxwin.h

参照

関連項目

CDC クラス

階層図

CDC::SetWindowOrg

CPoint クラス

POINT 構造体

CDC::GetViewportOrg