/DLL (DLL のビルド)
/DLL
解説
/DLL オプションは、DLL ファイルを主な出力ファイルとしてビルドします。通常、DLL ファイルには、ほかのプログラムから使用できるエクスポートが取り込まれています。エクスポートを指定するには、次の 3 とおりの方法 (推奨順) があります。
ソース コードでキーワード __declspec(dllexport) を使う。
.def ファイルで EXPORTS ステートメントを使う。
LINK コマンドで、/EXPORT 指定を使う。
1 つのプログラムで複数の方法を使用できます。
別の方法としては、モジュール定義ステートメント LIBRARY を使って DLL をビルドできます。/BASE オプションと /DLL オプションを併用すると、LIBRARY ステートメントと同じ結果になります。
開発環境では、このオプションを指定しないでください。このオプションはコマンド ライン専用です。このオプションは、アプリケーション ウィザードを使って DLL プロジェクトを作成するときに設定します。
.dll をビルドする前の予備ステップでインポート ライブラリを作成する場合は、.dll をビルドするときに、インポート ライブラリのビルド時に渡したものと同じオブジェクト ファイル セットを渡す必要があることに注意してください。
Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。詳細については、「Visual C++ プロジェクトのプロパティの設定」を参照してください。
[構成プロパティ] フォルダーをクリックします。
[全般] プロパティ ページをクリックします。
[構成の種類] プロパティを変更します。
このリンカーをコードから設定するには
- ConfigurationType を参照してください。