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ULong 型 (Visual Basic)

0 から 18,446,744,073,709,551,615 (1.84 の 10 ^ 19 倍よりも大きい) までの範囲の、符号なし 64 ビット (8 バイト) 整数値を格納します。

解説

ULong データ型は、UInteger には大きすぎるバイナリ データや、非常に大きい符号なし整数値を格納する場合に使用します。

ULong の既定値は 0 です。

プログラミングのヒント

  • **負の数。**ULong 型は符号を持たないので、負の数を表現できません。バイト型 (ULong) を評価する式で単項マイナス演算子 (-) を使用すると、Visual Basic では、最初に式が Decimal 型に変換されます。

  • **CLS への準拠。**ULong データ型は、共通言語仕様 (CLS: Common Language Specification) の一部ではありません。したがって、CLS 準拠のコードでは、このデータ型を使用しているコンポーネントを使用できません。

  • **相互運用の考慮事項。**たとえばオートメーション オブジェクトや COM オブジェクトなど、.NET Framework 用に作成されていないコンポーネントを使用する場合は、ulong などの型のデータ幅 (32 ビット) が環境によって異なる場合があることに注意してください。そのようなコンポーネントに 32 ビットの引数を渡す場合は、Visual Basic のマネージ コードで、ULong 型ではなく UInteger 型で宣言してください。

    さらに、Windows 95、Windows 98、Windows ME、または Windows 2000 では、オートメーションで 64 ビット整数型がサポートされていません。これらのプラットフォームでは、Visual Basic の長整数型 (ULong) の引数をオートメーション コンポーネントに渡すことはできません。

  • **拡大変換。**ULong データ型は、Decimal、Single、および Double に拡大変換されます。これは、System.OverflowException エラーを発生させることなく、これらの型のいずれかに ULong を変換できることを意味します。

  • **型宣言文字。**あるリテラルにリテラルの型文字 UL を付けると、そのリテラルは ULong に変換されます。ULong には識別子の型文字はありません。

  • Framework のデータ型。.NET Framework において対応する型は、System.UInt64 構造体です。

参照

処理手順

方法: 符号なしの型を使用する Windows の機能を呼び出す (Visual Basic)

関連項目

データ型の概要 (Visual Basic)

UInt64

データ型変換関数 (Visual Basic)

変換の概要 (Visual Basic)

概念

データ型の有効な使用方法 (Visual Basic)