方法: SQL Server Compact データベースをプロジェクトに追加する

Visual Studio のプロジェクトに SQL Server Compact データベースを追加するための 2 とおりの方法があります。既存のデータベースをプロジェクトに追加する方法と、Visual Database Tools を使用して新しいデータベースを作成し、それをプロジェクトに追加する方法です。

新しい SQL Server Compact データベースの作成

サーバー エクスプローラーまたはデータベース エクスプローラーからアクセスできる [接続の追加] ダイアログ ボックスで新しいデータベースを作成します。

[!メモ]

お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

新しい SQL Server Compact データベースを作成するには

  1. サーバー エクスプローラーまたはデータベース エクスプローラーを開くには、[表示] メニューの [サーバー エクスプローラー] または [データベース エクスプローラー] をクリックします。

  2. [データ接続] ノードを右クリックし、[接続の追加] をクリックします。

  3. [データ ソース]Microsoft SQL Server Compact (SQL Server Compact の .NET Framework データ プロバイダー)であることを [接続の追加] のダイアログ ボックスが開いたら確認します。そうでない場合、[変更] のボタンをクリックし、[Microsoft SQL Server Compact] のデータ ソースをクリックしてを **[OK]**をクリックします。

  4. [データ ソース] 領域の [マイ コンピューター] は既定値のままにしておきます。

  5. [接続のプロパティ] 領域の .[作成] をクリックします。

  6. [SQL Server Compact データベースの新規作成] のダイアログ ボックスで、新しいデータベース ファイル パス、データベース ファイルの名前やパスワードを入力します。データを暗号化するように選択することもできます。

  7. [OK] をクリックすると、[接続の追加] ダイアログ ボックスに戻ります。[データベース] ボックスに新しいデータベースのパスが表示されていることがわかります。

    [!メモ]

    この時点で、データベースが作成されます。ダイアログ ボックスで [キャンセル] をクリックしても、新しく作成されたファイルは削除されません。

  8. [接続のテスト] をクリックして、新しいデータベースに接続できることを確認します。

  9. サーバー エクスプローラーまたはデータベース エクスプローラーで、[OK] をクリックしてデータ接続を作成します。

    この接続を展開し、[テーブル] ノードを右クリックすると、新しいテーブルの作成とデータベースを定義するスキーマの設計を開始できます。

  10. このデータベースをプロジェクトに追加する方法については、次に説明する既存のデータベースの追加手順に従ってください。

既存のデータベースをプロジェクトに追加する方法

既存の SQL Server Compact データベース ファイル (.sdf) を参照してプロジェクトに追加するに [既存項目の追加] のダイアログ ボックスを使用します。既存のプロジェクトを統合開発環境 (IDE) に読み込んでおく必要があります。データベースをプロジェクトに追加すると、自動的にデータ ソース構成ウィザードが起動します。ウィザードによって生成されたデータセットに追加するデータベース オブジェクト (SQL Server Compact の場合はテーブルのみ) を選択できます。ウィザードが終了すると、選択したテーブルが [データ ソース] ウィンドウに追加され、フォームにドロップできる状態になります。テーブルをフォームにドロップすることで、データ バインド コントロールを作成できます。

既存の SQL Server Compact データベースをプロジェクトに追加するには

  1. [プロジェクト] メニューの [既存項目の追加] をクリックします。

  2. [既存項目の追加] のダイアログ ボックスで、SQL Server Compact データベース ファイル (.sdf)、プロジェクトの場所に使用する参照し、追加をクリックします。

    データベース ファイルを追加すると、データ ソース構成ウィザードが開き、[データベース オブジェクトの選択] ページが表示されます。ここで、アプリケーションに使用するテーブルを選択できます。

    [!メモ]

    [既存項目の追加] のダイアログ ボックスを使用する代わりに、ファイル エクスプローラーから .sdf ファイルをドラッグして [ソリューション エクスプローラー]のプロジェクトにドロップできます。

  3. [テーブル] ノードを展開し、アプリケーションに使用するテーブルを選択します。

  4. [完了] をクリックします。前の手順で選択したテーブルを含んでいる型指定されたデータセットと共に、目的のデータベースがプロジェクトに追加されます。さらに、[データ ソース] ウィンドウにデータセットが表示されます。

参照

処理手順

方法 : SQL Server Compact 4.0 データベースをアプリケーションと共に配置する

チュートリアル: アプリケーションへの SQL Server Compact データベースの追加とその配置

概念

SQL Server Compact 4.0 と Visual Studio