Office ソリューションにおけるローカル データベース使用の概要
Officeソリューションにデータベース ファイル (SQL Server Express (.mdf) ファイルやMicrosoft Office Access (.mdb) ファイルなどの含めることができます。これにより、たとえば 1 つのコンピューターだけで使用されるローカルな在庫ソリューションのように、集中化されたデータベースの必要がない状況では、エンド ユーザーはローカル データベースを使用できます。
対象: このトピックの情報は、Office 2013 および Office 2010 のドキュメント レベルのプロジェクトおよびアプリケーション レベルのプロジェクトに適用されます。詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。
プロジェクトへのデータベース ファイルのインポート
データベース ファイルをプロジェクトにインポートするには、データ ソース構成ウィザードを使用し、データベース ファイルに基づいてデータ ソースを作成します。このウィザードでは、データベース ファイルと型指定されたデータセットをプロジェクトに追加します。
データベース ファイルの配置
データ ソース構成ウィザードでは、相対パスに基づいてローカル データベース ファイルとの接続を作成します。これにより、ローカル データベース ファイルの相対位置を維持する場合は、ソリューションを別のコンピューターへコピーすることができます。
ソリューションをサーバーに配置し、ドキュメントをエンド ユーザーに配布した場合、データベース ファイルを手動で配布し、ドキュメントへの相対位置が維持される場所にインストールする必要もあります。つまり、エンド ユーザーは、データベース ファイルも一緒に移動しない限り、ドキュメントをコンピューター上の別の場所に移動できません。
ローカル データベース ファイルとデータセットのキャッシュ
Microsoft Office Excel および Microsoft Office Word 用のドキュメント レベルのソリューションでは、データセット インスタンスを CachedAttribute 属性でマークすることにより、データセットをドキュメントにキャッシュできます。データ ソース構成ウィザードを使用してデータベース ファイルをプロジェクトに追加すると、型指定されたデータセットが自動的にプロジェクトに追加されます。データはユーザーのコンピューター上でローカルに使用できるので、このデータセットに CachedAttribute を適用する必要が生じることはほとんどありません。詳細については、「キャッシュされたデータ」を参照してください。
参照
処理手順
方法 : ホスト コントロールからのデータでデータ ソースを更新する