XSLT の既定のテンプレート
XSLT 処理中、一致する明示的なテンプレート規則がスタイル シートに存在しない場合は既定のテンプレートが使用されます。既定のテンプレートはビルトイン テンプレート規則とも呼ばれ、W3C 勧告『XSLT 1.0』のセクション 5.8 で定義されています。XSLT プロセッサは、一致する明示的なテンプレート規則が存在しない場合でも、既定のテンプレートを使用することでノードを処理できます。ただし、ビルトイン テンプレート規則は、スタイル シートで明示的に定義されているわけではないため、XSLT 変換で予期しない結果や紛らわしい結果が生じる場合があります。
XSLT デバッガーで、XSLT の既定のテンプレートのコードを表示できるようになりました。XSLT 変換をステップ実行したときに、既定のテンプレートが使用された場合、デバッガーのウィンドウにはその既定のテンプレートが表示されます。これにより、既定のテンプレートのコードをステップ実行したり、特定の命令にブレークポイントを設定したりできます。