InfoPath ソリューション
Visual Studio には、Microsoft Office InfoPath のアプリケーション レベルのアドインの作成に使用できるプロジェクト テンプレートが用意されています。これらのソリューションを使用して、InfoPath の自動化、InfoPath の機能拡張、または InfoPath のユーザー インターフェイス (UI) のカスタマイズを行うことができます。
対象: このトピックの情報は、InfoPath 2013 と InfoPath 2010 のアプリケーション レベルのプロジェクトに適用されます。詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。
InfoPath のアプリケーション レベルのアドインは、他の Microsoft Office アプリケーションのアドインと似ています。このようなソリューションは、アプリケーションが読み込むアセンブリで構成されます。エンド ユーザーは、どのフォームまたはフォーム テンプレートが開いているかに関係なく、このアセンブリの機能にアクセスできます。アプリケーション レベルのアドインの詳細については、「アプリケーション レベルのアドインのプログラミングについて」および「アプリケーション レベルのアドインのアーキテクチャ」を参照してください。
[!メモ]
Visual Studio 2012 には、以前のバージョンの Visual Studio で提供されていた InfoPath フォーム テンプレート プロジェクトは含まれていません。また、Visual Studio 2012 を使用して、以前のバージョンの Visual Studio で作成した InfoPath フォーム テンプレート プロジェクトを開いて編集することもできません。ただし、Visual Studio Tools for Applications を使用すると、InfoPath フォーム テンプレート プロジェクトを開いて編集できます。詳細については、「Working with VSTO 2008 Projects in InfoPath 2010 (InfoPath 2010 での VSTO 2008 プロジェクトの使用)」を参照してください。
アドイン使用による InfoPath の自動化
Visual Studio の Office 開発ツールを使用して作成した Office アドインから InfoPath オブジェクト モデルにアクセスするには、プロジェクトの ThisAddIn クラスの Application フィールドを使用します。Application フィールドは InfoPath の現在のインスタンスを表す Microsoft.Office.Interop.InfoPath.Application オブジェクトを返します。詳細については、「アプリケーション レベルのアドインのプログラミング」を参照してください。
アドインから InfoPath オブジェクト モデルを呼び出すときには、InfoPath のプライマリ相互運用機能アセンブリに用意された型を使用します。プライマリ相互運用機能アセンブリは、アドインのマネージ コードと InfoPath の COM オブジェクト モデルとの仲介役を果たします。InfoPath プライマリ相互運用機能アセンブリ内の型は、すべて Microsoft.Office.Interop.InfoPath 名前空間に定義されています。InfoPath プライマリ相互運用機能アセンブリの詳細については、「Microsoft Office InfoPath プライマリ相互運用機能アセンブリについて」を参照してください。プライマリ相互運用機能アセンブリ全般の詳細については、「Office ソリューションの開発の概要」および「Office プライマリ相互運用機能アセンブリ」を参照してください。
アドインによる InfoPath のユーザー インターフェイスのカスタマイズ
InfoPath のアドインを作成するときには、さまざまな方法で UI をカスタマイズできます。次の表は、主なカスタマイズ方法を示しています。
タスク |
詳細情報 |
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カスタム作業ウィンドウを作成する。 |
|
InfoPathのリボンにカスタム タブを追加します。 |
InfoPath およびその他の Microsoft Office アプリケーションの UI をカスタマイズする方法の詳細については、「Office UI のカスタマイズ」を参照してください。
参照
処理手順
方法: Visual Studio で Office プロジェクトを作成する