OLE DB レコード ビューの使用
MFC アプリケーションで OLE DB の行セット データを表示する場合は、MFC の COleDBRecordView クラスを使用する必要があります。COleDBRecordView から作成されたレコード ビュー オブジェクトにより、MFC コントロールにデータベース レコードを表示できます。レコード ビューは、CRowset テンプレート クラスから作成された OLE DB 行セット オブジェクトに直接接続されている、ダイアログ形式のビューです。行セット オブジェクトへのハンドルは簡単に取得できます。
COleDBRecordView myRecordView;
...
// CProductAccessor is a user record class
CRowset<CAccessor<CProductAccessor>> myRowSet = myRecordView.OnGetRowset();
ビューでは、ダイアログのコントロールに CRowset オブジェクトのフィールドが表示されます。COleDBRecordView オブジェクトは、ダイアログ データ エクスチェンジ (DDX: Dialog Data Exchange)、および CRowset> に組み込まれた移動機能 (MoveFirst、MoveNext、MovePrev、および MoveLast) を使用して、フォーム上のコントロールと行セットのフィールド間でのデータの移動を自動化します。COleDBRecordView は、行セット内でのユーザーの位置を追跡し、レコード ビューがユーザー インターフェイスを更新できるようにします。また、別のレコードに移動する前に現在のレコードを更新する OnMove メソッドを提供します。
COleDbRecordView で DDX 関数を使用して、データベース レコードセットから直接データを取得し、ダイアログ コントロールに表示できます。COleDbRecordView では、DDX_Field* 関数 (DDX_FieldText など) ではなく、DDX_* メソッド (DDX_Text など) を使用する必要があります。