CTaskDialog クラス
メッセージ ボックスのような機能を持つだけでなく、ユーザーに対する追加情報も表示できる、ポップアップ ダイアログ ボックスです。CTaskDialog には、ユーザーから情報を収集するための機能も用意されています。
class CTaskDialog : public CObject
メンバー
コンストラクター
CTaskDialog オブジェクトを構築します。 |
メソッド
CTaskDialog にコマンド ボタン コントロールを追加します。 |
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CTaskDialog にオプション ボタンを追加します。 |
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コマンド ボタン コントロールまたはコモン ボタンをプログラムからクリックします。 |
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プログラムによってオプション ボタンをクリックします。 |
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CTaskDialog を表示します。 |
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使用可能なコモン ボタンの数を取得します。 |
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標準 Windows ボタンを、CTaskDialog クラスに関連付けられたコモン ボタン型に変換します。 |
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CTaskDialog クラスに関連付けられたコモン ボタン型の 1 つを、標準 Windows ボタンに変換します。 |
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この CTaskDialog のオプション フラグを返します。 |
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選択されたコマンド ボタン コントロールを返します。 |
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選択されたオプション ボタンを返します。 |
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確認のチェック ボックスの状態を取得します。 |
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コマンド ボタン コントロールまたはコモン ボタンが有効かどうかを調べます。 |
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オプション ボタンが有効かどうかを調べます。 |
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アプリケーションが実行されているコンピューターで CTaskDialog がサポートされているかどうかを判断します。 |
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ストリング テーブルのデータを使用して、コマンド ボタン コントロールを追加します。 |
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ストリング テーブルのデータを使用して、オプション ボタンを追加します。 |
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フォーカスを別の CTaskDialog に移動します。 |
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ユーザーがコマンド ボタン コントロールをクリックしたときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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CTaskDialog が作成されると、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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CTaskDialog を破棄する直前に、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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ユーザーが展開ボタンをクリックしたときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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ユーザーがヘルプを表示するときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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ユーザーがハイパーリンクをクリックしたときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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CTaskDialog が初期化されたときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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ユーザーが CTaskDialog 上のコントロールに関連してフォーカスを移動したときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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ユーザーがオプション ボタン コントロールをクリックしたときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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タイマーの時間が経過したときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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ユーザーが確認のチェック ボックスをオンまたはオフにしたときに、フレームワークによってこのメソッドが呼び出されます。 |
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CTaskDialog のコマンド コントロールをすべて削除します。 |
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CTaskDialog のオプション ボタンをすべて削除します。 |
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CTaskDialog のコマンド ボタン コントロールを更新します。 |
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コモン ボタンのサブセットを更新して有効にし、UAC 昇格を要求します。 |
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CTaskDialog にコモン ボタンを追加します。 |
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CTaskDialog のコンテンツを更新します。 |
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既定のコマンド ボタン コントロールを指定します。 |
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既定のオプション ボタンを指定します。 |
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CTaskDialog の幅を調整します。 |
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CTaskDialog の展開領域を更新します。 |
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CTaskDialog のフッター アイコンを更新します。 |
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CTaskDialog のフッターのテキストを更新します。 |
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CTaskDialog のメイン アイコンを更新します。 |
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CTaskDialog のメインの命令を更新します。 |
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CTaskDialog のオプションを構成します。 |
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CTaskDialog のマーキー バーを構成し、それをダイアログ ボックスに追加します。 |
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プログレス バーの位置を調整します。 |
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プログレス バーの範囲を調整します。 |
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プログレス バーの状態を設定し、それを CTaskDialog に表示します。 |
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オプション ボタンを有効または無効にします。 |
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確認のチェック ボックスをオンの状態に設定します。 |
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確認のチェック ボックスの右側にテキストを設定します。 |
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CTaskDialog のタイトルを設定します。 |
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CTaskDialog を作成して表示します。 |
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さまざまな Windows メッセージへの応答として、フレームワークによって呼び出されます。 |
データ メンバー
m_aButtons |
CTaskDialog 用のコマンド ボタン コントロールの配列。 |
m_aRadioButtons |
CTaskDialog 用のオプション ボタン コントロールの配列。 |
m_bVerified |
確認のチェック ボックスがオンになっている場合は TRUE、オンになっていない場合は FALSE。 |
m_footerIcon |
CTaskDialog のフッター内のアイコン。 |
m_hWnd |
CTaskDialog のウィンドウに対するハンドル。 |
m_mainIcon |
CTaskDialog のメイン アイコン。 |
m_nButtonDisabled |
無効にするコモン ボタンを指定するマスク。 |
m_nButtonElevation |
UAC 昇格を必要とするコモン ボタンを指定するマスク。 |
m_nButtonId |
選択されたコマンド ボタン コントロールの ID。 |
m_nCommonButton |
CTaskDialog に表示されるコモン ボタンを指定するマスク。 |
m_nDefaultCommandControl |
CTaskDialog が表示されるときに選択されるコマンド ボタン コントロールの ID。 |
m_nDefaultRadioButton |
CTaskDialog が表示されるときに選択されるオプション ボタン コントロールの ID。 |
m_nFlags |
CTaskDialog のオプションを指定するマスク。 |
m_nProgressPos |
プログレス バーの現在の位置。この値の有効値の範囲は m_nProgressRangeMin ~ m_nProgressRangeMax です。 |
m_nProgressRangeMax |
プログレス バーの最大値。 |
m_nProgressRangeMin |
プログレス バーの最小値。 |
m_nProgressState |
プログレス バーの状態。詳細については、「CTaskDialog::SetProgressBarState」を参照してください。 |
m_nRadioId |
選択されたオプション ボタン コントロールの ID。 |
m_nWidth |
CTaskDialog の幅 (ピクセル単位)。 |
m_strCollapse |
CTaskDialog で展開された情報が非表示になっているときに展開ボックスの右側に表示される文字列。 |
m_strContent |
CTaskDialog のコンテンツ文字列。 |
m_strExpand |
CTaskDialog で展開された情報が表示されているときに展開ボックスの右側に表示される文字列。 |
m_strFooter |
CTaskDialog のフッター。 |
m_strInformation |
CTaskDialog の展開された情報。 |
m_strMainInstruction |
CTaskDialog のメインの命令。 |
m_strTitle |
CTaskDialog のタイトル。 |
m_strVerification |
CTaskDialog で確認のチェック ボックスの右側に表示される文字列。 |
解説
CTaskDialog クラスは、標準 Windows メッセージ ボックスに置き換わるものであり、ユーザーから情報を収集する新しいコントロールなどの追加機能を備えています。このクラスは、Visual Studio 2010 の MFC ライブラリ内にあります。CTaskDialog を使用できるのは、Windows Vista 以降です。それより前のバージョンの Windows では、CTaskDialog オブジェクトを表示できません。現在のユーザーがタスク ダイアログ ボックスを表示できるかどうかを実行時に判別するには、CTaskDialog::IsSupported を使用します。標準 Windows メッセージ ボックスは、Visual Studio 2010 でも引き続きサポートされています。
CTaskDialog を使用できるのは、Unicode ライブラリを使用してアプリケーションをビルドするときのみです。
CTaskDialog には、2 つのコンストラクターがあります。1 つのコンストラクターでは、2 個のコマンド ボタンと最大 6 個の標準ボタン コントロールを指定できます。CTaskDialog の作成後に、さらに多くのコマンド ボタンを追加することができます。もう 1 つのコンストラクターでは、コマンド ボタンはサポートされていませんが、標準ボタン コントロールを無制限に追加できます。コンストラクターの詳細については、「CTaskDialog::CTaskDialog」を参照してください。
次の図は、一部のコントロールの位置を示す CTaskDialog のサンプルです。
CTaskDialog のサンプル
必要条件
最低限必要なオペレーティング システム: Windows Vista
ヘッダー: afxtaskdialog.h
参照
処理手順
チュートリアル: アプリケーションへの CTaskDialog の追加