IResourceManager::RegisterScheduler メソッド
スケジューラをリソース マネージャーに登録します。登録されたスケジューラは、返される ISchedulerProxy インターフェイスを使用してリソース マネージャーと通信します。
virtual ISchedulerProxy *RegisterScheduler(
_Inout_ IScheduler * pScheduler,
unsigned int version
) =0;
パラメーター
pScheduler
登録するスケジューラへの IScheduler インターフェイス。version
スケジューラがリソース マネージャーとの通信に使用する通信インターフェイスのバージョン。スケジューラが古い機能にアクセスしている間でも、リソース マネージャーが通信インターフェイスを拡張できるバージョンを使用します。Visual Studio 2010 にあるリソース マネージャー機能を使用するスケジューラは、CONCRT_RM_VERSION_1 バージョンを使用する必要があります。
戻り値
リソース マネージャーがスケジューラに関連付けられている ISchedulerProxy インターフェイス。スケジューラは、これ以降、このインターフェイスを使用してリソース マネージャーと通信する必要があります。
解説
このメソッドを使用して、リソース マネージャーとの通信を開始します。このメソッドは、スケジューラの IScheduler インターフェイスを ISchedulerProxy インターフェイスに関連付け、それを返します。返されたインターフェイスを使用して、スケジューラで使用する実行リソースを要求したり、リソース マネージャーでスレッドをサブスクライブしたりできます。リソース マネージャーは、IScheduler::GetPolicy メソッドによって返されるスケジューラ ポリシーのポリシー要素を使用して、スケジューラが処理を実行する必要のあるスレッドの種類を判断します。SchedulerKind ポリシー キーに UmsThreadDefault 値があり、その値が元のポリシーから UmsThreadDefault 値として読み取られる場合、メソッドに渡す IScheduler インターフェイスは IUMSScheduler インターフェイスである必要があります。
pScheduler パラメーターが NULL に設定されているか、version パラメーターが通信インターフェイスの有効なバージョンに設定されていない場合、このメソッドは invalid_argument 例外をスローします。
必要条件
ヘッダー: concrtrm.h
名前空間: の同時実行