方法 : 列の Null オプションを変更する
テーブル内の各列に対して、null 値の使用を許可するかどうかを指定できます。NULL 値はゼロ (0) や空白と同じではありません。NULL とは、何も入力されていないことを意味します。NULL がある場合は、通常、値が未知または不定であることを示しています。たとえば、titles テーブルの price フィールドが null 値である場合は、その本に価格がないということではなく、価格がわからないか、まだ設定されていないことを示します。
null 値が許可されていない場合は、テーブルにデータを入力するユーザーがそのフィールドに値を入力しないと、データベースでそのレコードが受け付けられません。
[!メモ]
SQL Server 2012 形式のデータベースのための新しいバージョンのテーブル デザイナーが表示されます。このトピックでは、SQL Server の以前の形式のデータベースで使用する旧バージョンのテーブル デザイナーについて説明します。
新しいバージョンでは、テーブル定義をグラフィカル インターフェイスから変更することも、スクリプト ペインで直接変更することもできます。グラフィカル インターフェイスを使用すると、スクリプト ペインでのテーブルの定義が自動的に更新されます。スクリプト ペインで SQL コードを適用するには、[更新] ボタンをクリックします。新しいバージョンの詳細については、「テーブル デザイナーを使用してデータベース オブジェクトを作成する方法」を参照してください。
[!メモ]
主キー列ではこのプロパティを変更できません。また、ID 列に NULL 値を設定することはできません。つまり、[IDENTITY] 設定が [はい] であり、[Null を許容] 設定も [はい] になるように列を作成または変更することはできません。
[!メモ]
お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
列の null オプションを変更するには
サーバー エクスプローラーで、変更する null オプションを持つテーブルを右クリックし、[テーブル定義を開く] をクリックします。
テーブルがテーブル デザイナーで開かれます。
列をクリックし、[列のプロパティ] タブの [Null を許容] チェック ボックスをオフにするかオンにします。
グリッド セルの外側をクリックするか、Tab キーを使って別のグリッド セルに移動すると、[Null を許容] チェック ボックスの新しい値がテーブル デザイナーの列に適用されます。テーブル デザイナーで変更を保存すると、その値がデータベースに反映されます。