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(MFC ActiveX コントロール ウィザード)

ウィザードのこのページを使用して、コントロールの動作を指定します。たとえば、標準の Windows コントロールのタイプに基づいてコントロールを作成したり、コントロールの動作や外観を最適化したりできます。また、コントロールが他のコントロールのコンテナーとして機能するように指定することもできます。

コントロールの効果を最大限にするためのこのページのオプション選択の詳細については、「MFC ActiveX コントロール : 最適化」を参照してください。

  • [次に基づいてコントロールを作成]
    この一覧から、コントロールが継承するコントロールの種類を選択できます。この一覧は、CreateWindowEx で使用可能なコントロール クラスのサブセットと、commctrl.h で指定された追加のコモン コントロールです。選択項目に応じて、ProjNameCtrl.cpp ファイルの PreCreateWindow 関数のコントロールのスタイルが決まります。詳細については、「MFC ActiveX コントロール : Windows コントロールのサブクラス化」を参照してください。

    Control

    説明

    BUTTON

    Windows のボタン コントロール。

    COMBOBOX

    Windows のコンボ ボックス コントロール。

    EDIT

    Windows のエディット ボックス コントロール。

    LISTBOX

    Windows のリスト ボックス コントロール。

    SCROLLBAR

    Windows のスクロール バー コントロール。

    STATIC

    Windows のスタティック コントロール。

    msctls_hotkey32

    ホット キー コモン コントロール。

    msctls_progress32

    プログレス バー コモン コントロール。

    msctls_statusbar32

    ステータス バー コモン コントロール。

    msctls_trackbar32

    トラック バー コモン コントロール。

    msctls_updown32

    スピン ボタン (または アップダウン) コモン コントロール

    SysAnimate32

    アニメーション コモン コントロール。

    SysHeader32

    ヘッダー コモン コントロール。

    SysListView32

    リスト ビュー コモン コントロール。

    SysTabControl32

    タブ コモン コントロール。

    SysTreeView32

    ツリー ビュー コモン コントロール。

  • [表示時にアクティブ]
    コントロールにアクセスされたときに、そのコントロールのウィンドウを作成するように指定します。既定では、[表示時にアクティブ] はオンになっています。コンテナーでコントロールが (マウス クリックなどによって) 必要になるまでコントロールをアクティブにしない場合は、このオプションをオフにします。この機能をオフにすると、必要になるまでウィンドウを作成しないため、コントロールによる負荷が削減されます。詳細については、「[表示時にアクティブ] オプションのオフ」を参照してください。

  • [ランタイムで非表示]
    実行時にコントロールのユーザー インターフェイスを表示しないことを指定します。表示が不要なコントロールとしては、たとえばタイマー コントロールなどがあります。

  • [[バージョン情報] ボックス ダイアログあり]
    コントロールで標準の Windows の [バージョン情報] ダイアログ ボックスを使用して、バージョン番号と著作権情報を表示するように指定します。

    [!メモ]

    ユーザーがコントロールのヘルプにアクセスする方法は、ヘルプの実装方法、およびコンテナーのヘルプがコントロールのヘルプに統合されているかどうかによって異なります。ヘルプを統合する方法の詳細は、MSDN ライブラリ (日本語版) Web サイトの、「MFC ActiveX コントロールへの状況依存のヘルプの追加」を参照してください。

    このオプションをオンにすると、プロジェクトのコントロール クラス (CProjNameCtrl.cpp) に AboutBox コントロール メソッドが追加され、プロジェクトのディスパッチ マップに [バージョン情報] が追加されます。既定では、このチェック ボックスはオンになっています。

  • [最適化された描画コード]
    同じデバイス コンテキストに描画されるコンテナーのコントロールの描画がすべて完了した後で、コンテナーの GDI オブジェクトを自動的に元の状態に復元するように指定します。この機能の詳細については、「コントロールの描画の最適化」を参照してください。

  • [ウィンドウなしでアクティブ]
    コントロールがアクティブになったときにコントロールのウィンドウを作成しないように指定します。この機能をオンにすると、四角形以外のコントロールや透過的なコントロールを使用できます。また、ウィンドウなしのコントロールには、ウィンドウ付きのコントロールに比べて必要なシステム オーバーヘッドが削減されます。ウィンドウなしのコントロールでは、クリッピングを行わないデバイス コンテキストやちらつきなしのアクティベーションは使用できません。1996 年以前に作成されたコンテナーでは、ウィンドウなしのアクティベーションをサポートしません。このオプションの使用方法の詳細については、「ウィンドウなしのアクティベーション」を参照してください。

  • [クリッピングを行わないデバイス コンテキスト]
    コントロール ヘッダー (projnamectrl.h) の COleControl::GetControlFlags をオーバーライドし、COleControl による IntersectClipRect の呼び出しを無効にします。このオプションをオンにすると、処理速度が多少向上します。[ウィンドウなしでアクティブ] をオンにした場合は、この機能を使用できません。詳細については、「クリッピングを行わないデバイス コンテキストの使用」を参照してください。

  • [ちらつきなしでアクティブ化]
    コントロールの状態がアクティブと非アクティブの間で移行するときに発生する描画処理とそれに伴うちらつきをなくします。[ウィンドウなしでアクティブ] をオンにした場合は、この機能を使用できません。このオプションをオンにすると、COleControl::GetControlFlags によって返されるフラグに noFlickerActivate フラグが含まれます。詳細については、「ちらつきなしのアクティベーションの提供」を参照してください。

  • [[オブジェクトの挿入] で使用]
    有効なコンテナーに対してコントロールを [オブジェクトの挿入] ダイアログ ボックスで使用できることを指定します。このオプションをオンにすると、AfxOleRegisterControlClass によって返されるフラグに afxRegInsertable フラグが含まれます。[オブジェクトの挿入] ダイアログ ボックスを使用すると、ユーザーは新規または既存のオブジェクトを複合ドキュメントに追加できます。

  • [非アクティブ時のマウス ポインター通知]
    コントロールがアクティブかどうかにかかわらず、コントロールでマウス ポインターの通知を処理できるように指定します。このオプションをオンにすると、COleControl::GetControlFlags によって返されるフラグに pointerInactive フラグが含まれます。このオプションの使用方法の詳細については、「コントロールがアクティブでないときのマウスとの対話」を参照してください。

  • [シンプル フレーム コントロールとして動作]
    コントロールの OLEMISC_SIMPLEFRAME ビットを設定することにより、そのコントロールが他のコントロールのコンテナーであることを指定します。詳細については、「MSDN ライブラリ (日本語版) Webサイトの「Simple Frame Site Containment (シンプル フレーム サイトのコンテインメント)」を参照してください。

  • [非同期でプロパティを読み込む]
    以前の非同期データのリセットを有効にし、コントロールの非同期プロパティの新規読み込みを実行します。

参照

関連項目

MFC ActiveX コントロール ウィザード

[アプリケーションの設定] (MFC ActiveX コントロール ウィザード)

[コントロール名] (MFC ActiveX コントロール ウィザード)