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DocumentBase.Protect メソッド

複数の保護機能のうちの 1 つを文書に適用します。

名前空間:  Microsoft.Office.Tools.Word
アセンブリ:  Microsoft.Office.Tools.Word.v4.0.Utilities (Microsoft.Office.Tools.Word.v4.0.Utilities.dll 内)

構文

'宣言
Public Sub Protect ( _
    type As WdProtectionType, _
    ByRef noReset As Object, _
    ByRef password As Object, _
    ByRef useIRM As Object, _
    ByRef enforceStyleLock As Object _
)
public void Protect(
    WdProtectionType type,
    ref Object noReset,
    ref Object password,
    ref Object useIRM,
    ref Object enforceStyleLock
)

パラメーター

  • noReset
    型 : System.Object%
    フォーム フィールドを既定値にリセットする場合は false。文書が保護されているときに現在のフォーム フィールドの値をそのままにする場合は true。 Type が wdAllowOnlyFormFields でない場合、NoReset 引数は無視されます。
  • password
    型 : System.Object%
    文書の保護を外す場合に必要なパスワードです。後の「解説」を参照してください。
  • useIRM
    型 : System.Object%
    文書を保護して変更されないようにする場合に IRM (Information Rights Management) を使用するかどうかを指定します。
  • enforceStyleLock
    型 : System.Object%
    保護された文書に対し書式設定の制限を適用するかどうかを指定します。

解説

文書が保護されている場合、ユーザーは、注釈の追加、リビジョンの作成、フォームの入力など、限られた変更を加えることしかできません。このメソッドを使用したときに、文書が既に保護されていた場合は、例外がスローされます。

アプリケーションにパスワードをハード コーディングしないでください。処理に対してパスワードが必要な場合には、ユーザーにパスワードの入力を要求して変数に格納し、この変数を使用します。

省略可能なパラメーター

省略可能なパラメーターについては、「Office ソリューションの省略可能なパラメーター」を参照してください。

Protect メソッドを使用して、文書にコメントだけを追加できるようにするコード例を次に示します。この例を使用するには、これをドキュメント レベルのプロジェクトの ThisDocument クラスから実行します。

Private Sub DocumentProtect(ByRef securelyStoredPassword As Object)
    Me.Protect(Word.WdProtectionType.wdAllowOnlyComments, _
        Password:=securelyStoredPassword)
End Sub
private void DocumentProtect(ref object securelyStoredPassword)
{
    this.Protect(Word.WdProtectionType.wdAllowOnlyComments,
        ref missing, ref securelyStoredPassword, ref missing, 
        ref missing);
}

.NET Framework セキュリティ

  • 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバーは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。

参照

関連項目

DocumentBase クラス

Microsoft.Office.Tools.Word 名前空間