方法: アプリケーション ボタンをカスタマイズする

アプリケーション ボタンをクリックすると、コマンドのメニューが表示されます。一般に、このメニューには、[開く]、[保存]、[印刷]、[終了] などのファイル関連のコマンドが表示されます。

アプリケーション ボタンをカスタマイズするには、プロパティ ウィンドウでアプリケーション ボタンを開き、そのプロパティを変更して、リボン コントロールをプレビューします。

プロパティ ウィンドウでアプリケーション ボタンを開くには

1. Visual Studio で、[表示] メニューの [リソース ビュー] をクリックします。

2. [リソース ビュー] でリボン リソースをダブルクリックして、デザイン サーフェイスに表示します。

3. デザイン サーフェイスで、アプリケーション ボタン メニューを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

アプリケーション ボタンのプロパティ

アプリケーション ボタンのプロパティの定義を次の表に示します。

プロパティ	定義
ボタン	アプリケーション メニューの右下隅に表示される、最大 3 つのボタンのコレクションを含みます。
[キャプション]	コントロールのテキストを指定します。他のリボン要素とは異なり、アプリケーション ボタンにはキャプション テキストは表示されません。代わりに、このテキストはユーザー補助のために使用されます。
[HDPI Image]	高解像度 (HDPI: High Dots Per Inch) アプリケーション ボタン アイコンの識別子を指定します。高解像度モニターでアプリケーションを実行すると、[Image] の代わりに [HDPI Image] が使用されます。
[HDPI Large Images]	高解像度の大きいイメージの識別子を指定します。高解像度モニターでアプリケーションを実行すると、[Large Images] の代わりに [HDPI Large Images] が使用されます。
[HDPI Small Images]	高解像度の小さいイメージの識別子を指定します。高解像度モニターでアプリケーションを実行すると、[Small Images] の代わりに [HDPI Small Images] が使用されます。
ID	コントロールの識別子を指定します。
Image	アプリケーション ボタン アイコンの識別子を指定します。このアイコンは、アルファ透明度を持つ 32 ビットの 26 × 26 ビットマップです。アイコンの透明部分は、アプリケーション ボタンをクリックしたとき、またはアプリケーション ボタンの上にマウス カーソルを置いたときにハイライト表示されます。
[キー]	KeyTip ナビゲーションが有効な場合に表示される文字列を指定します。KeyTip ナビゲーションは、Alt を押すと有効になります。
[Large Images]	一連の 32 × 32 のアイコンを格納するイメージの識別子を指定します。これらのアイコンは、[Main Items] のコレクション内のボタンによって使用されます。
[Main Items]	アプリケーション メニューに表示されるメニュー項目のコレクションを含みます。
[MRU Caption]	[最近のリスト] パネルに表示されるテキストを指定します。
[Small Images]	一連の 16 × 16 のアイコンを格納するイメージの識別子を指定します。これらのアイコンは、[Buttons] のコレクション内のボタンによって使用されます。
[条件]	[最近のリスト] パネルを有効または無効にします。アプリケーション メニューに [最近のリスト] が表示されます。
幅	[最近のリスト] パネルの幅をピクセル単位で指定します。

アプリケーション メニューは、デザイン サーフェイスには表示されません。表示するには、リボンをプレビューするか、アプリケーションを実行する必要があります。

リボン コントロールをプレビューするには

• [Ribbon エディター ツール バー] の [Ribbon のテスト] をクリックします。

参照

概念

リボン デザイナー (MFC)